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2023.04.06

京都着物の成り立ちと歴史とは?着物の歴史をわかりやすく紹介!

京都着物の成り立ちと歴史とは?着物の歴史をわかりやすく紹介!

世界でも注目を集めている着物は、京都を中心に広がった日本の歴史ある民族衣装です。その着物文化の中心であり発信地といえるのが、日本の都として発展してきた京都です。

京都の着物文化はどのような歴史の移り変わりを経て成り立ち、どのような魅力的で歴史ある着物が京都に根付いているのでしょうか。

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日本の着物文化の歴史は京都から始まった

清水寺で着物レンタルして周辺散策

古代における着物文化の歴史と移り変わり

日本の衣類の歴史は縄文時代、布を体に巻き付けて紐で縛る「巻布衣(かんぷい)」や、布の真ん中に穴をあけて頭を出す「貫頭衣」からはじまりました。

飛鳥時代ごろになると大陸の影響を受けた衣装が着られるようになったものの、日本の気候風土にあっていなかったため形状が少しずつ変化してつき、平安時代になると貴族の女性が十二単を身につけるようになりました。

十二単は大きく開いた袖とも幅が広い前合わせの「単(ひとえ)」や「五衣」「打衣」などを重ねて身につけます。

大陸文化の影響が強かったそれまでの衣装とは大きく異なる、独自性に富んだ日本の民族衣装として成立し、身につけ方や形状の違いはあるものの、現在も続く着物の原型となりました。

平安時代が終わり武家社会になると、重くて動きづらい十二単は衰退し、袖が短くて動きやすい「小袖」が多く着られるようになりました。

着物文化が全国に広まったのは「応仁の乱」がきっかけ?

室町時代後期、8代将軍・足利義政の家督争いがきっかけとなって「応仁の乱」が勃発。

京都中を戦火に包む応仁の乱の影響で、京都に住んでいた人々の多くが京都の外へと逃げ出し、絹織物や染めの職人の多くも全国へ散らばりました。このとき、織物や染めの技術や技法が広まったと考えられます。

応仁の乱はおよそ11年ほど続きますが、戦が終結すると職人は再び京都に戻り、西軍の陣地があった場所で織物業を再開します。これが現在も続く「西陣織」の始まりです。

現代着物文化の基礎は江戸時代

鎌倉時代や室町時代、戦国時代に着用されていた「小袖」は、現在の着物と似た形状をしていますが、名前のとおり袖が短く、現在の着物のように「おはしょり」を作らないといった違いがあります。

また、この頃のは男性と女性で形状的な違いがほとんどなかったのも大きな特徴です。

江戸時代になると、小袖に「美しさ」「優雅さ」が求められるようになります。なかでも変化が大きかったのは女性の衣装で、「振袖」が着られるようになったのも江戸時代からです。

江戸時代は階級によって着用できる衣服の素材や色が厳しく定められていたため、おしゃれ心を満たすために「百種類の鼠色」と呼ばれる色調が異なる様々な灰色や、多彩な柄などが誕生しました。

色柄やや着こなし、形状など、現在の着物文化の基礎は江戸時代に作られています。

京都特有の着物。どんな種類の着物があるの?魅力と歴史を紹介

着物の着付け

着物の種類には「加賀友禅」「大島紬」「江戸小紋」など、その地域特有の技法や特徴を持つ様々な種類の着物があります。京都特有の有名な着物にはどのような種類のものがあるのでしょうか。

西陣織

応仁の乱終結後、西軍の陣地で作られるようになった「西陣織」は、金糸などを使った華やかな綴(つづれ)や緞子(どんす)、素朴な風合いが魅力の絣織(かすりおり)など、多彩な技術で作られる先染め織物の総称です。

織ったあとに染める「後染め」よりも繊細な図柄や独特な艶が魅力で、菌糸や銀糸をふんだんに使った西陣織の帯は「身につける芸術品」ともいわれています。

京友禅

友禅は真っ白な絹織物に絵を描く染め技法で、京友禅・加賀友禅・東京友禅を合わせて「三大友禅」と呼びます。

京友禅は17世紀後半、京都知恩院門前で暮らしていた扇絵師、宮崎友禅斎が小袖の染め模様を描き始めたことではじまったといわれています。

すべての友禅染めの元祖といわれる京友禅は、上品で柔らかい色合いや奥ゆかしい古典柄が多く使われることが特徴です。

京小紋

生地全体に同じ模様が繰り返し描かれている着物を「小紋」と呼びますが、京都ではおよそ1200年前から染め型を使用した京小紋が作られているといわれています。

京小紋は京友禅の影響を受けており、絵画的な柄が多色で染められているのが特徴です。

単色で染められている他地域の小紋に比べると、京都ならではの華やかさや品のよさを感じることができます。

京鹿の子絞り

「鹿の子絞」は、生地を糸でくくって染める「絞り染め」の一つで、でき上がる模様が鹿の背中の模様に似ていることからこの名前がつきました。

鹿の子絞りのなかでも京都で作られる絹の鹿の子絞は「京鹿の子絞」と呼ばれ、非常に手間暇がかかることから高級品として扱われています。

現在も発展を続ける伝統工芸

西陣織、京友禅、京小紋、京鹿の子絞はすべて伝統工芸品に指定されており、古い技術や伝統的な文様などを現在にも伝えています。

しかし、その一方でデジタル染色やコンピューターを使用したデザインなどの技術も取り入れており、時代に合わせながら発展し続けています。

様々な着物を扱う”呉服屋”について知りたい方はこちら!>呉服屋ってどんな所?京都の老舗着物店から考える呉服屋の今

京都で着物を楽しむならレンタルがおすすめ

嵐山で着物レンタル

京都着物を着たいと思っても、購入するのは経済的な負担が大きいだけではなく、保管の手間がかかる着用機会が少ないといった理由からなかなか手が出ないということもあるでしょう。

自分で着付けができない、着付け用品や小物をそろえるのは面倒と感じつかも知れませんね。

こんなときは京都 着物レンタル 梨花和服を利用してみてはいかがでしょうか。個人ではなかなか手が出せない高級な着物を手軽に楽しむことができます。

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この記事の著者

梨花和服は京都市内で嵐山、祇園、清水寺、京都駅に着物レンタル店を4店舗展開し、京都エリアでの2021年の年間ご利用実績は8.7万人以上!
着付けプラン4000円〜、ヘアセットプランも5000円〜とお得なプランもご用意。
渡月橋、清水寺、八坂庚申堂、八坂神社など人気観光地の近く!
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着物レンタル梨花和服 祇園店
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着物レンタル梨花和服
京都の店舗一覧

  • 梨花和服 京都駅前店

    梨花和服 京都駅前店

    京都市下京区東塩小路町607
    辰巳ビル 3F C号室

    京都駅前店の詳細

    蹴上・嵐山・伏見稲荷・祇園・清水
    まだ行く場所が決まっていない方
    色んな場所に行きたい方におすすめ
    電車各線「京都駅」中央口から徒歩7分

    こんな方におすすめ

    梨花和服 京都駅前店は、①車で京都へ来られる方②京都駅周辺ホテルに宿泊された方③遠方から新幹線を利用する方におすすめです。
    また④どこを観光するか決まっていない方⑤京都市内の色々な場所を観光したい方⑥蹴上インクラインや伏見稲荷大社への観光を考えている方にもおすすめの店舗です。
    京都南インターも近く近隣他県から車で来る方に便利な立地です。

    京都駅前店へのアクセス

    電車各線「京都駅」中央口から徒歩7分
    市バス「七条西洞院」目の前、市バス「下京区総合庁舎前」徒歩3分
    周辺には東寺、東本願寺などがあります。京都駅前店は伏見稲荷大社(電車で約10分)、嵐山(電車で約20分)への着物散策にも便利です。京都駅を拠点にした京都観光は着物レンタル梨花和服 京都駅前店の利用が便利です。

  • 梨花和服 祇園店

    梨花和服 祇園店

    京都市東山区大和町7−1
    祇園モーリヤビル 3階

    祇園店の詳細

    八坂神社・祇園白川・蹴上・清水方面
    移動・飲食・京都っぽさのバランス良し
    清水寺方面+もう1箇所行きたい方
    京阪本線「祇園四条駅」徒歩2分

    こんな方におすすめ

    梨花和服 祇園店は、①とりあえず京都っぽい場所に行きたい方②烏丸・河原町周辺のホテルに宿泊の方③着物でプリクラを撮りたい方にオススメです。
    また④利用日の天候に不安のある方⑤清水寺+もう1箇所観光したい方⑥八坂神社に行きたい方から選ばれることが多いです。
    とりあえず観光や飲食では外さない店舗ですので、迷ったら祇園店の予約をおすすめします。

    祇園店へのアクセス

    京阪本線「祇園四条駅」徒歩2分
    阪急京都線「京都河原町駅」徒歩6分
    市バス「四条京阪(祇園四条)」下車、徒歩1分
    周辺には祇園白川、鴨川、八坂神社などがあります。伏見稲荷大社・蹴上インクライン・南禅寺への観光も着物レンタル梨花和服 祇園店の利用が便利です。

  • 梨花和服 嵐山店

    梨花和服 嵐山店

    京都市右京区嵯峨天龍寺
    造路町11-4

    嵐山店の詳細

    渡月橋・竹林の小径・嵐山観光がメイン
    カップルデートやカフェ巡りにおすすめ!
    坂がなく歩きが楽、短時間観光におすすめ
    JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩6分

    こんな方におすすめ

    梨花和服 嵐山店は、①嵐山観光がメインの方②親子で着物レンタルを楽しみたい方③カップルでデートを楽しみたい方
    また④おしゃれカフェに行きたい方⑤午後から短時間で散策を楽しみたい方⑥あまり歩いたり移動をしたくない方にオススメです。 嵐山エリアは2〜3時間の観光時間があれば十分に楽しむことが可能です。午後から少しだけ着物を着たい方に嵐山エリアはぴったりです。着物の取り揃えも梨花和服の京都の店舗の中で最も多い店舗です。

    嵐山店へのアクセス

    嵐電(京福)嵐山本線「嵐山駅」から徒歩2分
    JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩6分
    阪急「嵐山駅」から徒歩12分
    阪急京都線「京都河原町駅」徒歩6分
    周辺には渡月橋、竹林の小径、キモノフォレストなどがあります。嵐山での観光は着物レンタル梨花和服 嵐山店の利用が便利です。

  • 梨花和服 清水寺店

    梨花和服 清水寺店

    京都市東山区
    清水3丁目327−6

    清水寺店の詳細

    清水寺・二年坂周辺の観光がメイン
    行きたいスポットやカフェが決まってる方
    短時間の着物レンタルを検討している方
    市バス「清水道」から徒歩約7分

    こんな方におすすめ

    梨花和服 清水寺店は、①清水周辺をメインで観光したい方②修学旅行生で着物レンタルをする方③午後から短時間で着物レンタルをしたい方④初めての京都で定番の場所に行きたい方におすすめの店舗です。
    直近は外国人が多く混雑しています。また坂が多く歩くのが大変なため、 歩くのが苦手な方や混雑が嫌いな方にはおすすめ出来ません。

    清水寺店へのアクセス

    市バス「清水道」から徒歩約7分、「五条坂」から徒歩10分
    京阪本線「祇園四条駅」徒歩20分
    京都駅からタクシーで約10分。料金:1,300円前後
    周辺には清水寺、二年坂・産寧坂、八坂庚申堂などがあります。清水寺周辺での着物散策は着物レンタル梨花和服 清水寺店の利用が便利です。

前日までキャンセル無料