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2019.02.19

着物レンタルをする前に知っておきたい着物の格と種類

着物レンタルをする前に知っておきたい着物の格と種類

着物って、種類もたくさんあるし合わせ方もわからないし、自分では選べない・・・

なんて思っていませんか?でもほんとはぜーんぜんそんなことないんですよ。

自分でも選べるようになれば、着る楽しみはもっと広がる!

着物の種類や格についてお伝えします。

着物の「格」=「ドレスコード」

着物が難しいと思われるひとつには、着る目的や立場によって着る着物が決まるところにあるのかも。

これを「格」というのですが、つまりは「ドレスコード」のことなんですね。

着て行く目的や場所がわかれば、何を着ればいいのかおのずと決まるので、選びやすくなるんです。

着物レンタルの前に知っておきたい着物の種類

振袖

未婚の女性の礼装です。実は袖の長さでも格が違っていて、くるぶしまである「大振袖」は第一礼装。

「中振袖」はふくらはぎのあたりまでの長さで準礼装です。

ところで独身最後の第一礼装「花嫁衣裳」は「大振袖」。参列者は花嫁さんより控えめに「中振袖」を着るものでした。

最近はそこまで厳格ではなく、披露宴に花を添える「大振袖」はむしろ着て参加すると喜ばれます。

さて最後の「小振袖」はひざのあたりまでの短めのそでです。ぐっとカジュアルに着ることができ、ちょっとしたパーティーや観劇、クラシックコンサートなどもOK。気軽に着ることができる振袖です。

未婚のうちでなくちゃ着られないとなると、着る機会を増やしたくなっちゃいます。

黒留袖(くろとめそで)/色留袖(いろとめそで)

上半身には模様がなく家紋が入っています。

裾周りにだけおめでたい模様がひとつながりに入っている、女性の礼装です。

黒留袖は既婚女性が着るもので、結婚式の新郎新婦の母親が着ていることが多いですね。

昔は親戚の既婚女性も着ていたのですが、だんだんと見かけることが減ってきました。反対に色留袖は勢力拡大中。

色留袖は地色が黒以外で仕立てられた家紋入りの留袖です。未婚・既婚問わず着ることができ、格式ある場にふさわしい準礼装です。

黒留袖は重厚すぎるため、それより気軽に着られる色留袖が便利なので、人気が高まってきているといえます。

訪問着(ほうもんぎ)/付け下げ(つけさげ)

未婚・既婚問わずとても幅広く着ることができる準礼装です。

結婚式の参列から格式張らない食事会など、幅広く活躍します。

結婚してからもお宮参りや七五三、入学式の参列など登場回数は多いんですよ。

柄の入り方は、前身ごろから衿、袖、背中へとつながっていて、一枚の絵のように見えます。

振袖の袖が短くなった着物というと想像しやすいかもしれませんね。

実際結婚したら袖を短く仕立て直すという人もいます。

一方付け下げは訪問着よりも少し柄がおとなしく、ワンポイント模様が主流でした。

ですが最近では訪問着と付け下げの区別が付きにくいものも増えてきました。

お茶やお花などのお稽古事では付け下げが重宝されることもありますので、どうしてもという場合はお店の人に相談すると
いいですよ。

小紋(こもん)

ひとくちに「小紋」といっても、柄ゆきによって準礼装から普段のお出かけ着まで幅広い種類があります。

着物全体に小さな柄が規則的に並んでいるのが小紋です。

なかでも江戸時代の武士が着ていた柄を模した「江戸小紋」は格が高いとされ、「家紋」を入れることで準礼装として着用することができます。

「江戸小紋」の小紋柄は数種類あるのですが、どれもとっても小さく精密な柄で、遠くからみると無地のように見えます。

外出着としての小紋のいいところはカジュアルにいろいろと着こなすことができるところ。

洋服に例えるなら、プリント生地のワンピースでしょうか。

ジャケットを合わせたり、アクセサリーをかえてみたりなどと、1枚をいろいろに着こなすのは楽しいですよね。そんな着方は小紋も同じ。

帯で雰囲気を変えてみたり、草履をはきかえてみたり。

およばれだったら主催者に失礼のないようにとか、他の招待客との釣り合いが合っているかなど、気にしなければいけないことがたくさんありますが、家族や気の合う友人との気軽な外出ならドレスコードを気にすることなく自分の感性で自由に楽しむことができるんです。

観光や友人との食事、映画など、普段のおでかけにフル活用できますよ。

主に観光向けの着物レンタルで取り扱われているのは、小紋の着物となります。

紬(つむぎ)

昔から普段着として着られていたため、最もカジュアルな着物とされていましたが、近年では生地の良さが見直され、小紋と同じような外出着として着られることも増えてきました。

気取らず、下駄と合わせることもできるので、デニムで散歩する気分で着こなせます。

もちろん足袋と草履に履き替えれば、友達とのランチやお買い物だってOK。最も気楽で気軽な着物かもしれません。

着物を着慣れた上級者の間では、訪問着風に仕立てて格式張らない集まりに着こなして行ったりしているそう。

なかには礼装の着物よりも高価な紬もあるんですって!

色んな種類の着物から自分に合うものの見つけ方はこちら!>京都で着物レンタルするときに参考にしたい自分に似合う着物の選び方!

着付けのときの帯合わせとは?

着物を着るのに欠かせないのが「帯」ですね。

帯もやはり着物同様にシーン別の着こなし方、「格」を合わせるしきたりがあります。

うーん、またまた難しい?

いえいえ、帯は着物を決めた後、着物に合わせて選びますから、少し気楽かも?

帯には大きく分けて3つの種類があります。「袋帯」「名古屋帯」「半幅帯」です。

「袋帯」と「名古屋帯」にはそれぞれ礼装用と外出着・普段着用があります。

「半幅帯」はカジュアルな着物にぴったりの帯です。

着物に合った帯の種類

袋帯

礼装に合わせるのが、袋帯です。その名の通り、表地と裏地を袋状に縫い合わせてあります。

礼装用には金糸や銀糸が織り込まれ、豪華ながらも上品で、重厚さも感じられる柄が多く見られます。

振袖にはカラフルで華やかな柄が好まれ、変わり結びとしていろいろな形に結んで豪華な帯結びに仕上げます。

また留袖や訪問着などは変わり結びにはせず、二重太鼓に締めるのが通例です。

二重太鼓には「喜びは二重に」という意味合いがあるという説も聞きますよ。

名古屋帯

袋帯よりも少し気軽な帯です。準礼装にふさわしいつくりのものもありますが、主に外出着や普段着に合わせます。

いつも着るものだから、お太鼓をより簡単に結べるよう考案されました。

簡単に、なので二重太鼓ではなく一重太鼓なんです。

夏場などはこの一重のお太鼓がとても涼し気ですっきりおしゃれに見えます。

礼装以外のものも柄ゆきはさまざまで、上品で大人っぽいものからポップで楽しいものまであります。

おしゃれ帯

袋帯、名古屋帯それぞれに、礼装用ではないけれど、ちょっとおしゃれして外出したい、などというときにぴったりの帯です。

袋帯ならお太鼓ではなくおしゃれ結びに挑戦してみてもいいでしょう!

名古屋帯は伝統的な柄だけではなく、バラなどの洋花の絵や、クリスマスやバレンタインにちなんだ現代風の柄、人気のイラストレーターが描いたようなポップな柄もよく見かけます。

半幅帯

カジュアルな着物全般に用いられる帯です。

本来は羽織など上着の下に見えないように締める帯だったのですが、現在ではカジュアルな着物に華やかな帯結びができるよう発展してきました。

小紋でお出かけなどするときにとても気軽に使えておすすめ!

袋帯や名古屋帯は「八寸」の幅を半分に折って締めるのですが、半幅帯は「四寸」で仕立てられるので「半幅帯」というわけですね。

裏と表で異なった生地を縫い合わせている「小袋帯(こぶくろおび)」は、結び方によって表の柄だけで締めたり、裏をチラリと見せたりといろいろな表情を作ることができます。

慣れれば自分でも締められる、本当に気軽な帯です。

夏のゆかたには「単衣(ひとえ)帯」。一枚仕立てで小袋帯に比べて薄く、見た目にも軽やか。単衣だと裏表での柄の違いはありませんが、やはり自分でも締められる帯ですから、「ゆかたならひとりで着られる」という日も近いかも?


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