着物を着る時の下着はどうしたらよい?着物の下着について
成人の日や冠婚葬祭、観光などで着物を着る際に、どんな下着を選べばいいのかと疑問に思ってしまう人もいます。
昔は着物を着るときは下着をつけないという風習があったようですが、現代では着物を着るからと言って下着をつけないというのは抵抗があると答える人が多いです。
女性の場合は生理でナプキンをつけなければならないこともあり、量が多い日だと着物を汚してしまうのではないかと不安に思ってしまうこともあります。
そこで着物を着るときにおすすめの下着や、生理の時の下着などについて紹介していきたいと思います。
※この記事は全国に7店舗運営の京都着物レンタル 梨花和服が監修・作成しました。
透けない下着を着る
着物のカラーが白など透けてしまう色のときは、透けない下着を身に着けることがおすすめです。透けない下着といわれると「ベージュ」をイメージしてしまうことがありますが、ベージュでも「NGベージュ」と言う肌よりも明るいベージュは太陽の下では透けて見えるようになり、余計に目立つことがあるので注意しましょう。
透けない下着のカラーはダークチェリーのような落ち着いた「赤」で、「モカ」や「テラコッタ」などのカラーも肌になじむことから、透けて見えるのを防ぐことができます。
ブラジャーの種類によっては紐がいくつもあるもの、おしゃれな装飾、刺しゅうなどが入っているものは着物の上からラインが見えてしまうこともあるので注意しましょう。
ブラジャーについては、スポーツブラや刺しゅうなどがないブラジャーを選ぶことがおすすめです。
着物・浴衣レンタルをする場合も注意が必要です。特に夏の浴衣の時期は、浴衣の色によっては下着が透けやすくなってしまうことがあるため、透けにくい色の下着を利用しましょう。
和装の時のブラ
和装時の下着としては肌襦袢やワンピースタイプの肌襦袢、裾よけなどがあるのですが、女性は普段からブラジャーで生活していて締め付け間などにも慣れているため、和装時の下着では締め付け間がなくスースーしてしまい、着物の着心地が悪いと感じてしまうこともあります。和装時のブラを選ぶポイントは透けないカラーの下着を身に着けるだけでなく、胸が強調されないもの、ワイヤーなどがないものを選ぶことも大切です。
着物を着る際に着けるブラとして「和装ブラ」というものもあります。和装ブラは補正力が高い、吸水性に優れている、長時間着物を着るように作られているのがポイントで、バストトップをなだらかに整える、襟元の着崩れを起こしにくくなる、着付けの際にブラを外す必要がない、着付けの際におなか周りの補正をしなくて済むなどのメリットがあります。
普段から着けなれているブラが良いという場合は、ソフトブラやノンワイヤーなどを選びましょう。脇高ブラや補正ブラなどはアンダーや脇あたりに締め付けるような感覚があります。着物を着るときに身に着けていると息苦しく感じられたり、ワイヤー部分が締め付けられたことにより痛いと感じてしまうこともあるので注意しましょう。
巨乳でバストが大きく、着物は着れるのか心配の方はこちらをご覧ください。
>着物の着付けで胸が大きい場合には?補正方法と着付けのポイント
寒さ対策の暖かインナー
冬の寒い時期に着物を着る際は羽織だけでは寒さをしのぐことができないので、寒さ対策として暖かインナーを着用しましょう。暖かインナーを選ぶときは着物を着た際にラインが出ないもの、ゴワゴワしたものを避けるのがポイントです。
さらに長時間にわたり着物を着るときはインナーの素材にも注意して、肌に優しいシルク素材のものを選ぶこともポイントになります。
寒さ対策で暖かインナーを選ぶときにおすすめなのが、薄くて暖かなシルク素材の五分丈パンツです。シルク素材なので肌にダメージも少なく、長時間身に着けるときにも良く、冬だけでなくオールシーズンで着られるということもポイントです。
暖かインナーとしては着物用下着としてデザインされたロングワンピースもおすすめであり、6分丈であれば着物の裾から見えることもありません。
冬に着物レンタルをする場合は、タイツのような足元を暖かくするようなインナーも必須です。
また街着の着物のだったらブーツを履いたりするのも防寒対策になりますよ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
>冬の浅草で着物レンタルをする時の必須アイテム5選
>冬の京都の着物レンタルで活躍する寒さ対策必需品9選を紹介!
生理の時にはどうしたらよい?
女性は月に1度の頻度で生理が来ることから、着物を着るタイミングで生理になってしまったというケースも少なくありません。生理の際は「着物を汚してしまったらどうしよう」などと考えることが多くなり、シーンによってはトイレが混んでいたり、なかなかトイレに行くことができないこともあります。
生理中は夜用のサリタリーショーツを使用して漏れを防ぎながら、生理用品も長時間用のものを使用するのがおすすめです。長時間用の生理用品の中にはデザインが可愛らしいものもあり、傍から見ても生理用ナプキンだと思われないため、着物にそっと忍ばせておいたり、バッグの中に入れていてもパッと見ではわからないので安心して持ち歩くことができます。
生理の時に着物レンタルをする場合はこちらの記事を参考にしてください。
>京都の着物レンタルする時に必要な持ち物は?必需品とアレンジ小物
>生理でも着物レンタルできるのか|血がついた場合の対処法も紹介
見えない下着
着物を着るときの下着については必ず和装ブラを着けなければならないという決まりはなく、着心地が良いものやカラーや刺しゅう、デザインなどのラインが見えない下着を選ぶことが大切です。
時期によっては汗を掻きやすくなることも十分に考えられるので、スポーツブラなど汗を吸収してくれるようなブラを選ぶこともポイントになります。
着物を着る際の下着と言っても様々なものがあります。
普段から身に着けているブラは着物を着たときに締め付けられたり、ワイヤーの部分が痛いと感じてしまうこともあるので、普段着用しているものではなく素材や機能性に優れているもの、胸を大きく強調しないものを用意しましょう。
さらに着物の下に着るものが気になる方は花乃和服のこちらの記事もご参照ください。
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この記事の著者
京都着物レンタル 梨花和服
(運営会社:TripFarm株式会社)
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