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2021.04.15

春の着物の装いは?春にぴったりな柄やコーディネート

春の着物の装いは?春にぴったりな柄やコーディネート

春は「物事の始まり」を意味するように、草木が芽吹き穏やかな日差しに、いろんな色の花を目にすることが多くなります。

季節行事や入学や進学・就職など新しい環境で春をスタートさせる方も多く、特別感のある行事を着物で演出される方が増えています。

春になると、風になびく軽い生地や華やかな色の服が飾られたショップに足を運ぶ方も多いのではないでしょうか?

しかし、着物になると「どれも同じに見える」、「着たくても、今の季節はどれを着ていいのかわからない」と、着るのをあきらめたことはありませんか?

季節や気温で洋服を楽しむように、着物にも季節や気温によって似合う装いがあります。

モダンから上品な装いまで、自由に組み合わせて楽しむことのできる、春の袷(あわせ)着物をご紹介します。

春に着たい着物の種類の袷(あわせ)

清水寺で着物レンタル

着物の仕立ては、二枚の生地を縫い合わせた「袷(あわせ)」と、一枚だけの生地の「単衣(ひとえ)」に大別されます。

季節的には、ほぼ通年着用できる「袷」、6~7月と9~10月に着用する「単衣」、7~9月の暑い時期に着用する「薄物」に分類されます。

袷は、10~5月の暑い季節以外の着用に適した着物で、裏地がついているので透け感がなく、冬でも暖かく過ごせます。

裏地には、表地と調和して、着物を引き立てる色や柄が用いられることが多く、表裏の生地の組み合わせで着物の雰囲気が変化するのも魅力です。

生地も綿・絹・ウールと、季節に応じて好みの生地で仕上げることができ、扱いやすいポリエステル生地もあるので、気軽に普段着として着ることができます。

単衣や薄物などの一枚だけの生地と違い厚みがあるので、気温が20℃を超えると着ていても暑く感じるかもしれません。

フォーマルな場面やお茶席などの特別な場面以外は、着用しようとする季節の気温によって、単衣にするなど調整して快適に着られるようにしましょう。

ボリュームのある帯や、ハリのある帯と合わせるのが一般的で、袷は成人式や披露宴でも着用さるメジャーな着物です。

春の着物にぴったりな柄や色

清水寺で浴衣レンタルをして京都観光

季節を愛でる日本には、季節に応じた様々な色や模様の着物があります。

春の柄には、桜・桃・藤・牡丹・菖蒲・杜若(タキツバタ)など、袷の着用時期に開花する花の柄があり、明るくてやわらかい色あいのものになっています。

春の季節行事の「桃の節句」や「ひな祭り」、菱餅などには、白と緑の組み合わせや、桃色・桜色といった色が使用されています。

このように、自然の色合いを着物に取り入れた“色の組み合わせ”のルーツは、平安時代の上級階層の間で着用されていた“十二単衣”にあります。

着物の原型は平安時代とされ、十二単衣は、唐衣・表着・打衣・五衣などで構成されています。

「襲色目(かさねいろめ)」と呼ばれる、日本の伝統配色の色合わせで季節を演出していました。

表にピンク色の薄い生地、裏に濃い紅色を重ねて、薄い生地から裏地が透ける表裏のかさね目や生地同士のコントラストや柄との掛け合わせで、様々な配色が存在しています。

春の襲色目には、日本人が好む桜色の組み合わせや、新緑が芽吹く緑(青)の組み合わせが多くみられ、古来の美的風習を現代に感じることができます。

春の着物は色だけでなく、季節を先取りした柄も取り入れて、粋に楽しみたいですね。

春の着物のコーディネート

京都の着物レンタルの様子

着物の格には、最も格式が高い「礼装」、礼装に続くフォーマルな場で着用する「準礼装」や華やかな装いに適した「盛装」、「普段着」と、4分類あります。

袷をシーンによってコーディネートする際には、帯も重要です。

礼装や準礼装の着物と合わせるのが一般的な「袋帯」には、金糸や銀糸を多く用いた豪華なものや、無地のもの、ポリエステルなどの化学繊維で作られたものなどがあり、フォーマルからカジュアルまで利用できます。

幅が30㎝の「八寸名古屋帯」や「半幅帯」は、柄も素材もバリエーション豊富で、普段着はもちろん浴衣にもよく使われています。

他にも京袋帯や、袋帯よりも簡単に締めることができる「名古屋帯」は、お茶会などでも締められています。

武家文化の江戸ではシャープで粋なもの、公家文化の京都では、雅やかではんなりしたものが好まれており、帯の結び方や衿にも東西に違いがあります。

着物のコーディネートは、草履やバック、髪飾りなど小物の使い方でも印象は変わります。

和ものばかりでなく、皮のバックやブーツ、スニーカーと洋風の物と組み合わせることで、一層コーディネートの幅が広がります。

花や草木の芽吹く新緑の季節と、春の着物の優雅さを重ねた藤原定家の歌に「もろびとの そでをつらぬる むらさきの にわにやはるも たちはそむらん」があります。

「高貴な人々の、美しい着物の袖が並ぶこの庭にも、春が来たのだなあ」という意味の通り、春の美しさや華やかさを、春の着物の色や素材の優雅さに例えられています。

春の袷着物をコーディネートする時には、自然の色を取り入れて、シーンや好み・着心地で選ぶと気軽に楽しめそうですね。

京都の着物レンタルで人気のレトロ柄でしたコーディネートを見たい方はこちらもご覧ください。

京都でレトロ柄の着物をレンタル!【コーディネート例あり】


この記事の著者

着物レンタル 梨花和服運営会社:TripFarm株式会社
浅草と京都市内の嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を4店舗展開。
2019年の年間着付け実績5万人以上!

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