正月に着物を着るのはあり?着る場面やぴったりな一着の選び方を紹介
お正月は新年を迎えるおめでたい日であり、着物を着て過ごす機会としてもおすすめです。普段とは異なる装いに身を包めば、特別な気持ちで新年を迎えられます。
しかし、着物を着る経験があまりなく、どのように選べば良いのか悩む方もいるでしょう。
着物では季節やシーンによって適切な色柄が異なるため、ポイントを押さえて選ぶ必要があります。
本記事では、お正月に着物を着て過ごしたい方に向けて、シーンに合わせた着物の選び方を解説します。防寒対策以外の気をつけたいことも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
お正月に着物を着る場面は?
お正月には、いろいろなイベントがありますよね。その中には着物の着用がぴったりな場もあるはずです。どんなときに着物を着るのか、主なシーンを紹介します。
- ・初詣
- ・観光・街の散策
- ・新年のあいさつ回り
- ・新年会
初詣
お正月と言えば初詣です。お参りには多くの人が着物で出かけます。豪華な晴れ着を着て参拝する人も多いですよ。着物の種類については特にルールは定められていないため、自分好みの素敵な着物を選びましょう。
観光・街の散策
観光・街の散策で着物を着るのも定番になりつつあります。京都のように昔ながらの風情ある町並みが残る観光地は多く、着物を着て散策してみるのは楽しいものです。
初詣に出た際にカフェや庭園によってゆっくり時間を過ごせば、普段とは異なる雰囲気が味わえます。また、着物を着て初売りに行ってみるのもおすすめです。
着物での観光・街の散策にはさまざまな楽しみ方があるので、普段とは異なる装いでお正月を祝ってみましょう。
新年のあいさつ回り
親戚の家を回ったり仕事関係のあいさつに出かけたりといろいろありますが、お正月には着物を着て出かけるという人もいます。パーティーでなければ、カジュアルな着物も使用できます。
日本の民族衣装でもある着物で、1年の始まりをお祝いする目的もありそうですね。
新年会
お正月には新年会に参加する人も多いですよね。パーティー会場のような場所で新年会を行うなら、着物を着ていく人も多いでしょう。
パーティーでは格の高い振袖や留袖、訪問着などが活躍します。
お正月に着るのがぴったりな着物の選び方
お正月に着るのがぴったりな着物の選び方を紹介します。
- ・正月(季節)にふさわしい種類の着物を選ぶ
- ・明るく華やかな色合いの着物を選ぶ
- ・お正月は縁起の良い柄の着物を選ぶ
- ・着物に合わせる小物は上品さと統一感を意識する
正月(季節)にふさわしい種類の着物を選ぶ
お正月に着物を着る際は、季節やイベントにふさわしい種類の着物を選ぶことが大切です。
おすすめの着物の種類を紹介するので参考にしてください。
- ・振袖・訪問着|女性向け
- ・小紋・紬」女性向け
- ・羽織袴|男性向け
振袖・訪問着
式典や本格的なパーティーなど、お正月に正装したいときは振袖や訪問着が役立ちます。特別な日や、お正月のめでたい雰囲気を表したいときは正装で過ごしてみるのもよいでしょう。
10代や未婚の20代の女性は振袖を着るのが一般的です。また、振袖を着る年齢ではない方は、華やかな柄の訪問着を選びましょう。
小紋・紬
ちょっとした友人同士での集まりや、カジュアルな新年会などには小紋や紬がおすすめです。派手さはありませんが、正装が必要とされる場所以外ならどこでも使えます。
小紋や紬はかしこまりすぎておらず、気軽に着られるのがメリットです。そのため、着物を着てお正月の街を散策する際にも向いています。
羽織袴|男性向け
男性がお正月に着物を着る場合は、羽織袴を選ぶのがおすすめです。着流しではラフな装いになってしまいますが、羽織と袴をプラスすることで改まったシーンにも合った着こなしとなります。
例えば、初詣の後に新年会やあいさつ回りに出かける場合でも、TPOに反した装いにはなりません。
また、一緒に初詣に行くパートナーが振袖や訪問着を着ている場合は、隣に並んでも格式が合っているためバランスが取れるでしょう。
明るく華やかな色合いの着物を選ぶ
着物では季節に合わせて色を選ぶのが一般的です。お正月は新年を迎えるおめでたいイベントなので、明るく華やかな色合いの着物を選ぶのが良いでしょう。
特に、赤は古来から神聖な色とされており、邪気を払うといわれています。白は清らかなイメージがあり、上品さを演出できる色の一つです。
豪華さや気高さを出したいなら、金を使った着物を選ぶのも良いでしょう。
また、お正月は寒い時期でもあるため、黄色や山吹色など暖色系の着物を選ぶことで温かい雰囲気が出せます。
お正月は縁起の良い柄の着物を選ぶ
お正月に着物を着る場合は、縁起の良い柄を選びましょう。
吉祥文様は縁起の良い柄の代表であり、亀甲柄や青海波、麻の葉模様など多様な柄があります。長寿を願う鶴や亀、祝い事の際に選ばれる松竹梅もお正月にふさわしい柄です。
このほかには、不老不死の象徴とされる鳳凰や縁起の良い宝物を並べた宝尽くしもお正月に合っています。
また、高級感のある柄を選ぶなら大輪の花を咲かせる牡丹、末広がりで縁起が良い扇などもおすすめです。
柄だけでなくモチーフのイメージにもこだわることで、個性を出しつつお正月の装いが楽しめます。
着物に合わせる小物は上品さと統一感を意識する
着物にあわせる小物は上品さと統一感を意識することで、おしゃれな着こなしになります。小物選びで失敗しないために、以下のポイントを押さえましょう。
- ・帯締め:お正月らしい幅広の帯締めを2本使用する
- ・帯留め:牡丹や扇など縁起の良いモチーフを選ぶ
- ・バッグ:上品なハンドバッグを合わせる
帯締めは2本使用するのが一般的であり、2本とも着物の色合いと合わせて選んでください。帯留めはあまりキラキラし過ぎた物よりも、縁起の良いモチーフを選ぶのがおすすめです。
また、ハンドバッグはクリーム色をベースに、金や銀などの刺繍が入ったものを選ぶと合わせやすいでしょう。
お正月の京都で着物を着たい方は梨花和服をご利用ください
お正月の京都で着物を着て初詣や観光に行くなら、京都の着物レンタル 梨花和服を利用するのがおすすめです。
梨花和服では、着物一式レンタルとプロによる着付けを提供しています。着付けにかかる時間は45~70分と短く、着崩れないように着付けてもらえるため安心です。
着物の種類が豊富であり、どのプランでもすべての着物から選び放題となっています。お正月に合った着こなしがわからなくても、プロがアドバイスするので悩む心配がありません。
また、ヘアセット込みのプランもあり、お正月らしい華やかなアレンジに仕上げてもらえます。
着物でお正月を過ごしたい方は、ぜひ梨花和服の着物レンタルをご利用ください。
梨花和服ではお正月に着物を手軽にレンタルできるプランをご用意
梨花和服ではシーンに合わせて着物をレンタルできるプランをご用意しています。
- 京都着物レンタルヘアセットプラン
- 京都着物レンタルカップルプラン
- 京都着物レンタルメンズプラン
- 京都振袖ヘアセットプラン
お正月の京都観光で友達や一人でも楽しみたい女性向け
京都着物レンタルヘアセットプランは、お正月の京都観光を楽しみたい女性向けのプランです。
着物一式をレンタルできるだけでなく、プロによる着付けやヘアアレンジもセットになっています。
現代風のヘアアレンジにも対応しており、お正月に合った華やかな装いで京都観光を楽しみたい方におすすめです。手ぶらで来店できるため、気軽な気持ちで着物にチャレンジできます。
お一人の方も友達連れの方も、梨花和服の着物レンタルをぜひご検討ください。
価格(税込) | 6,000円(平日料金) 6,500円(土日祝料金) 7,000円(11月の土日祝料金) |
ヘアセット | ◯ |
髪飾り | ◯ |
所要時間 | 45~70分 |
返却時間 | 17:30まで |
予約受付期間 | 予約希望日時の10分前まで |
詳細 | 京都着物レンタルヘアセットプラン |
京都でのお正月をカップルで一緒に過ごしたい方向け
京都着物レンタルカップルプランは、2名で利用できるカップル向けのプランです。別々で利用するよりも、一人当たり1,000円も安くなります。
2人で相談しながら人気の着物を選べるので、お正月の京都で特別な思い出を作りたい方におすすめです。
着物姿で観光デートを楽しむなら、梨花和服をぜひご利用ください。
価格(税込) | 10,000円(平日料金) 11,000円(土日祝料金) 12,000円(11月の土日祝料金) |
ヘアセット | ◯(女性のみ) |
髪飾り | ◯(女性のみ) |
所要時間 | 45~70分 |
返却時間 | 17:30まで |
予約受付期間 | 予約希望日時の10分前まで |
詳細 | 京都着物レンタルカップルプラン |
通年と一味ちがう京都でのお正月を楽しみたい男性向け
京都着物レンタルメンズプランは、お正月の京都を友達同士で楽しみたい男性におすすめのプランです。着物サイズはM~3Lまであり、大柄な外国人男性にも対応しています。
受付から最短30分で着付けが完了するため、すぐ京都散策に出かけられます。
いつもと違うお正月の京都を楽しむなら、梨花和服の着物レンタルをご検討ください。
価格(税込) | 6,000円(平日料金) 6,500円(土日祝料金) 7,000円(11月の土日祝料金) |
ヘアセット | ✕ |
髪飾り | ✕ |
所要時間 | 30~60分 |
返却時間 | 17:30まで |
予約受付期間 | 予約希望日時の10分前まで |
詳細 | 京都着物レンタルメンズプラン |
京都で過ごすお正月をより特別な思い出にしたいなら振袖を着るのもおすすめ
京都で過ごすお正月をより特別な思い出にしたいなら振袖を着るのもおすすめです。
梨花和服では京都で正絹振袖をお得にレンタルした方向けのヘアセット付きプランをご用意しております。
バイヤーが厳選した正絹振袖を着て、お正月の京都散策が楽しめます。カメラマンによる撮影込みのプランもあり、思い出を残したい方にもおすすめです。
お正月の京都で特別な着物体験をするなら、梨花和服をぜひご利用ください。
価格(税込) | 35,000円 53,000円(カメラマンによる撮影あり) |
ヘアセット | ◯ |
髪飾り | ◯ |
所要時間 | 60~80分 |
返却時間 | 17:30まで |
予約受付期間 | 予約希望日時の2日前まで |
詳細 | 京都正絹振袖ヘアセットプラン |
お正月で着物を着る時に欠かせないのは防寒対策
冬に着物を着るときは、防寒対策が欠かせません。袷の着物で温かいだろうと防寒対策を怠ると、せっかくの楽しい時間が寒さで台無しになってしまうでしょう。
お店と車の移動ではなく、外も歩きたいならきっちり寒さ対策をしてくださいね。
- 羽織を着る
- 洋服と同じようにインナーを活用する
- 度用のインナーを使用する
- ポンチョなどのコートを活用する
- ファーを巻く
- カイロを貼る
- 手袋をつける
- 防寒草履を着用する
冬の浅草で着物レンタルをする時の必須アイテム
冬の京都で着物レンタルで活躍する必需品
羽織を着る
一般的な着物の防寒対策です。羽織やショールは着物に適したアイテムで、さっと上から羽織るだけで防寒対策ができます。
ただし、あくまでも肌寒いときなら効果が期待できますが、真冬では羽織やショールだけで寒さが完全にシャットアウトできるとは限りません。
洋服と同じようにインナーを活用する
着物を着るときに、長襦袢や和装ブラを活用する人は多いでしょう。しかし長襦袢や和装インナーだけでは心もとないと感じる人は多いはずです。
着物の下にカップ付きのキャミソールや発熱素材のインナーを着ても、特に問題はありません。着物を着たときに見えないよう、襟ぐりの深いものを選ぶ必要はありますが、普段でも使えることもあり着回しに役立ちます。
ただし、背中側から見えてしまっている可能性があるため、鏡で首筋を確認しておきましょう!長袖の発熱インナーを着用するときは、袖から覗かないよう中で折っておくのも大切です。
レギンスやスパッツなども、裾からはみ出さないものであれば使えます。足元が見えたときにかっこ悪くならないよう、7分丈程度がおすすめですね。
足袋用のインナーを使用する
通常の足袋の下に、インナーをつけておくと足元の寒さから身を守れます。最近は足袋上の靴下や防寒用のインナーもたくさん出ているので探してみましょう。
ポンチョなどのコートを活用する
着物用のコートも販売されていますが、普段使えるものを使い回すならポンチョコートやケープがおすすめです。着物と組み合わせると、モダンな雰囲気の和洋装が楽しめます。
袖の部分が広いコートなら着物の邪魔にはならないため、和装でも洋装でも使えるもの1つ持っておくとよいですね。
ファーを巻く
成人式などの時期も、着物には防寒用のファーがつきものです。白いふわふわの着物向けファーから、一般の洋装にも使える毛皮まで好みのものを用意しましょう。
カイロを貼る
服装だけでは寒さを防げないとなれば、カイロを使うのがおすすめです。ただし、洋服と違って着物はなかなか脱げません。取り外しがしやすい位置に貼るか、場合によっては貼らないタイプのカイロを持っておくだけでも違うでしょう。
手袋をつける
着物は袖の部分が少し開いているため、手や腕が冷たくなることがあります。手の寒さを防ぐには手袋がおすすめです。
特にロングタイプの手袋は、袖の隙間から入ってくる風を防げます。毛で編んだナチュラルデザインから、フォーマルな革手袋まで着物の格やデザインに合わせて選びましょう。
防寒草履を着用する
一般的な草履は靴と異なり、足を守るカバーがありません。雨草履や防寒草履は、草履の前側にカバーがついたタイプです。
風が強い日や足元から冷えが来る場合は、防寒草履を選ぶと寒さを防げます。つやっとしたエナメルのようなカバーから、ファーがついたものまでいろいろと販売されていますよ。
お正月に着物を着て京都を散策する際は防寒以外にも気をつけたいことは多い
着物を着たお正月の京都散策では、防寒以外にも気をつけたいことがあります。
- 混雑が予想されるため、交通手段は念入りに調べておく
- 事前にお手洗いは済ませておき、こまめに休憩を設ける
- 袖・裾が長い着物を着る場合は、汚さないように気をつける
お正月の京都では通常よりも混雑が予想されます。スムーズに移動するために、交通手段を事前に確認しておきましょう。
特に女性の場合はお手洗いも混みやすいので、移動前に済ませておくのがおすすめです。
また、着物は袖や裾を汚しやすいため、食事の際は膝にハンカチを敷いておくなど対策しておきましょう。
来年のお正月は上品で縁起の良い柄の着物を着て特別な一年の始まりに!
お正月の京都で特別な一年の始まりを迎えるなら、着物に挑戦してみましょう。着物レンタルを利用すれば、気軽に着物を着て京都散策が楽しめます。
京都のお正月を着物で過ごしたい方には、梨花和服の着物レンタルがおすすめです。
梨花和服では豊富な種類の着物を取り扱っており、お正月に合った華やかな着物をレンタルできます。着付けやヘアセットはプロに任せられるため、着物が初めての方でも安心です。
縁起の良い柄の着物を着て京都でお正月を過ごしたい方は、ぜひ京都の着物レンタル 梨花和服をご利用ください。
この記事の著者
梨花和服。浅草と京都市内の嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を4店舗展開。
着物レンタル梨花和服 浅草店
京都の着物レンタル梨花和服
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着物レンタル梨花和服 嵐山店
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