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2020.03.07

茶席で着る着物のルールやマナー

茶席で着る着物のルールやマナー

茶道で考えるフォーマルと、冠婚葬祭でのフォーマルは意味が違います。どんな着物が適しているのか知っておくだけで役立つでしょう。基本的なルールやマナー、着物選びを知っておくと便利です。

男性の着物について>【男性向け】茶道で着る着物の選び方

茶道で着る着物にはルールやマナーがある?

茶道には、一般の式典や街歩きで着る着物とは少し異なるマナーがあります。おしゃれな着物だからと茶道教室に来ていくと、場合によっては驚かれてしまうでしょう。

お茶会やお稽古で使う着物は、どんなものがおすすめなのでしょうか。基本的なルールやマナーを解説します。

マナー①茶道では派手すぎない着物が求められる

茶道には、侘び寂びという考え方があります。豪華な着物は、場合によってはNGです。

ただし茶道の世界でも、お茶会の規模や内容によっては華やかな着物が認められることもありますよ。

マナー②お茶会の種類によって着物を変える

お茶会には、いろいろな規模や格式のものがあります。

親しい人だけで開くホームパーティーのようなものから、本格的な式典まで内容はさまざまです。新年のお祝いや季節ごとの行事など、フォーマルかつ華やかな装いが求められることもあります。

毎回同じ着物で出席とはいかないケースもあるため、お茶会ごとに使えるいくつかの着物を持っておくのも大切ですね。

マナー③周囲や先生に合わせる

茶道では、この装いが確実に正しいというスタイルはありません。先生の考え方や集まる人の好みによって、雰囲気は変わると考えておきましょう。

特に現代では、茶道のルールにとらわれない考え方の人も増えています。洋服で参加する人も増えており、着物の種類までこだわらないケースもあるでしょう。

何がよいのかわからないときは、周囲の人や先生に確認するのが確実です。

マナー④主催者や正客より派手な着物は避ける

結婚式などでも、マナーとして花嫁より派手な着物を避けるというものがあります。お茶会でも同じように、主催者や格の高い正客よりも派手な格好をしていると、常識がないと考えられる可能性があります。

「この着物はどうなの?」と悩んだら、周りに見てもらうのがおすすめです。一般的には無地系の着物を選ぶため、それほど気にする必要はありません。

マナー⑤織り上げてから染める着物を選ぶ

着物には「織った後に染めるもの」と「染めた後に織るもの」があります。

紬などの硬い着物は染めてから織り上げるタイプで、色無地などの着物は織ってから染めるタイプです。

着物の格としては、色無地など織りから入る着物のほうが高く、礼装向けと言われます。お茶会はフォーマルな集まりです。基本的には色無地などを選ぶのが一般的でしょう。

ただし、格式を重視しないお茶会もあり、必ず染の着物でないと参加ができないわけではありません。

マナー⑥季節感を大切にする

お茶会では、それぞれの季節に合わせた装いが好まれます。たとえば夏は単衣、冬は袷の着物を着るのは当然ですね。

また、春には爽やかな色合いの着物を選ぶなど、それぞれの季節に合わせたカラーリングも重視されます。

マナー⑦男性は比較的ルールが少ない

女性は紋付きの色無地がふさわしいなどのルールがありますが、男性の場合はそれほど厳しいルールは設けられていません。

男性の場合は女性よりも無地の着物が多く、着物の種類自体が少ないため細かく決まっていないと考えられますね。

男性の場合は紋付きのお召に袴が一般的ですが、着流しで参加する人もいます。お茶会の品格に合わせて選びましょう。

お茶会の種類とは?

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お茶会には、いくつかの種類があります。それぞれの目的に合わせて、着物を変えてみてください。

市民茶会など

自治体などの催しで行われるお茶会は、服装のルールも細かくありません。洋服でも構わないお茶会は多く、着物なら振袖や訪問着、小紋など好きなものを着ていってよいでしょう。

茶道関係者がどのくらい集まっているかにもよりますが、派手すぎなければ基本は何でも問題ありません。

大寄席

数十人で集まり、お茶会を開くのが大寄席です。いろいろな立場の人が集まることもあり、ルールやマナーもそれほど厳しくはありません。

色無地などが一般的ですが、雰囲気によっては訪問着などでも差し支えはないようです。未婚女性は振袖もOKでしょう。

茶事

食事などを含む正式なお茶会を茶事と呼びます。茶道の中でも格式が高く、紋付きの色無地を着ることも増えるでしょう。

華やかな着物が許される場合は、訪問着などを選びます。

季節のイベント

茶事の中でも、季節ごとのイベントでは華やかな着物を選ぶことが多いでしょう。特に茶道での新年会に当たる初釜では、振袖や華やかな訪問着を着用する女性も増えてきます。

どの程度の色柄が求められているのか知りたいときは、先生に着物を見てもらうのがおすすめです。

初釜の他にも、月見や炉開きなど、さまざまなイベントが催されます。

茶道で着物を着るときの選び方

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茶道を始めるとき、どんな着物を持っていると便利なのでしょうか。一般的なお茶会で使える着物の選び方を種類ごとに解説しましょう。

着物マナー①色無地

茶道を始めるときは、とりあえず1つ紋の色無地を持っておくと便利と言われます。色無地は柄がなく、派手な要素はありません。

また1つ紋を入れることで、格の高さも保てます。一般的なお茶会から少しフォーマルなお茶会まで、1つ紋の色無地があればどこでも参加できるでしょう。

最初の1枚として使いやすい着物です。

着物マナー②振袖

茶道で振袖を着る機会は少ないですが、若い女性であれば華やかな着物でも比較的受け入れられます。ほかの人が訪問着を着るようなお茶会では、振袖でも問題はないでしょう。

あまりにも派手すぎるものは避けたほうがよいですが、上品な柄の振袖はたくさんあります。

着物マナー③訪問着

新年や季節の行事で華やかな着物が必要なとき、活躍します。訪問着は豪華な柄から上品な柄までいろいろあり、シーンに合わせた着物が選びやすいでしょう。

着物マナー④付け下げ

訪問着より簡素な柄の付け下げは、茶道をするときにも役立ちます。少し控えめなおしゃれを楽しみたいときにおすすめです。

着物マナー⑤小紋

柄が全体に入っており、着物の格としてもやや低いためフォーマルなお茶会には向いていません。しかし、カジュアルなお茶会なら問題なく使えます。周囲の人が着ている着物をチェックしてみましょう。


この記事の著者

梨花和服。浅草と京都市内の嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を4店舗展開。

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