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2024.12.25

七五三で訪問着を着るのはおかしい?母親におすすめの着物の選び方も解説

七五三では子どもの晴れ着に合わせて着物を着る方が多いものの、なかには「訪問着だとおかしい?」と疑問に思う方もいるでしょう。

結論からお伝えすると七五三で着る着物としておすすめなのは訪問着のため、おかしいということは全くありません。

そこで本記事では、訪問着が七五三に適している理由やおすすめの着物の選び方をまとめました。

梨花和服 鎌倉店では、訪問着のレンタルから着付け・ヘアセットまでの準備が完結する訪問着レンタルプランを用意しています。

七五三にぴったりな訪問着のレンタルをご検討中であれば、ぜひ当店をご活用ください。

着物レンタル 鎌倉 梨花和服

七五三に母親が着物を着るなら訪問着がおすすめ

訪問着とは、着る方の年齢や既婚・未婚を問わず着られる準礼装(略式礼装)です。

着物のなかで最も格式の高い第一礼装に次いでフォーマルな着物となっており、訪問着は第一礼装ほどかしこまらずに着られる礼装として重宝されています。

第一礼装が結婚式・お葬式・公の式典などで着る格式のものであるのに対し、訪問着を含む準礼装は入学式・卒業式・七五三・お宮参りなどで着るのに適した格式です。

訪問着は肩から裾にかけて着物全体に柄が入るのが特徴のため華やかさがあり、紋の数によってフォーマルな場でもカジュアルな場でも着こなせます。

七五三で母親が着る着物として訪問着が推奨される理由

訪問着

七五三の際に母親が着る着物として訪問着が推奨される理由には、主に以下の2つの点が挙げられます。

  1. ・七五三で主役の子どもよりも衣装の格を下げるのがマナーだから
  2. ・色・柄が目立ちすぎずに子どもを引き立てながら彩りを添えられるから

七五三で主役の子どもよりも衣装の格を下げるのがマナーだから

七五三は子どもが主役の行事のため、主役である子どもよりも格式の高い服装は避けるのがマナーです。

子どもの晴れ着は3歳が被布着物、5歳は羽織袴、7歳は四つ身着物とそれぞれ年齢によって着る着物も決まっています。

母親が第一礼装の着物を着ると子どもの晴れ着と同格もしくは格上のものを着ることになり、マナーとしてふさわしくありません。

その点、訪問着であれば主役である子どもよりも格を下げたフォーマルな装いが可能になります。

色・柄が目立ちすぎずに子どもを引き立てながら彩りを添えられるから

訪問着の柄は、着物を広げたときに1枚の絵になるように柄が入る絵羽模様です。

絵羽模様は柄の入り方の違いで裾模様・肩裾模様・総模様と3種類に分かれており、なかでも訪問着は着物全体に柄が入る総模様となっています。

訪問着は総模様による華やかさはあるものの、パステルカラーのようなやわらかい色合いが多いので着物の色・柄が目立ちすぎません。

着物自体のデザインの豊富さも訪問着の特徴なので、ほどよい彩りを添える着物を選べます。

母親が七五三で着る訪問着コーデ例|着こなしのポイントも解説

訪問着

七五三に訪問着を着る際は、単に自分の好きな色や柄のものを選べばいいわけではありません。

晴れ着とのバランスを考えた着物選びが重要となるため、コーディネートを考える際は以下の3つを意識するようにしましょう。

  1. ・同系色・似た配色の着物で揃える
  2. ・子どもの晴れ着の一部と同じ地色から選ぶ
  3. ・子どもの晴れ着と反対色を選ぶ

同系色・似た配色の着物で揃える

同系色や似た配色の着物で揃える訪問着コーディネートは、子どもと並んだ際の写真映えにぴったりです。

着物の色味を揃えるといっても全く同じ色ではなく、主役である子どもの晴れ着姿が映えるようにコントラストを少し抑えたものを選びます。

似た配色の着物を選ぶ際も気をつけるポイントは同じで、薄めの色味や柄の少なさを意識しましょう。

同系色や似た配色の着物の場合は濃淡で違いを出しつつ、同じ柄が入ったものを選ぶと統一感がアップします。

子どもの晴れ着の一部と同じ地色から選ぶ

被布・袴・帯のように晴れ着の一部を訪問着の地色に選ぶのも、おすすめの訪問着コーディネートです。

地色とは着物のベースとなる色味のことで、たとえば子どもの被布が緑であれば淡い緑色の訪問着を選ぶといった具合になります。

晴れ着の一部を訪問着の地色として選ぶと、同系色の着物を選んだ際と同じく統一感を演出しやすいです。

ただし、訪問着の方が色を使う面積が大きくなるので晴れ着よりも主張が強くならないように注意します。

子どもの晴れ着と反対色を選ぶ

子どもの晴れ着を引き立たせるコーディネートとしておすすめなのが、反対色の訪問着を選ぶ方法です。

晴れ着と同系色や一部の色と同じものを選ぶパターンに比べると、反対色の訪問着は色・柄の選択肢がやや広がります。

ただしその場合でも、子どもの晴れ着と同じような濃い色は避けて薄い色を選ぶようにしましょう。

反対色のコーディネートにする際は、訪問着の帯や帯締めなどの色を晴れ着と合わせるようにするのがポイントです。

七五三で訪問着を着ようとお考えなら着物レンタル店を利用しましょう

梨花和服の店内

七五三で訪問着を着ることを検討しているのであれば、当日の負担が少なくスムーズに準備が整う着物レンタル店を利用しましょう。

  1. ・訪問着の着付けに必要な帯・草履・バッグなど小物まで一通りそろう
  2. ・着物のプロがあなたに合った着物をご提案!着付けまでばっちりで崩れにくい
  3. ・ヘアアレンジ・手荷物預かり付きのプランならお得感が増す
  4. ・子どもの晴れ着と一緒に予約して準備の手間を減らせる

訪問着の着付けに必要な帯・草履・バッグなど小物まで一通りそろう

着物レンタル店であれば、訪問着を着る際に必要な帯・着付け小物・草履・バッグなどの小物まで全て揃います。

自前の訪問着を着る場合は小物類を事前に用意する手間がかかり、当日もバタバタしてしまいがちです。

当日は自分の準備以外に子どもの準備も必要になるので、仕度の手間を少しでも減らせると余裕を持って準備を進められます。

着物レンタル店であれば、当日は店舗へ足を運ぶだけなのでスムーズに準備を済ませられて便利です。

着物のプロがあなたに合った着物をご提案!着付けまでばっちりで崩れにくい

着物レンタル店の利用をおすすめする2つ目の理由は、着物のプロに頼れる安心感があるという点です。

着物を着る際に不安を感じやすい着付けは着付け師に任せられるので、自分の体型に合った正しい着付けで美しく仕上げてもらえます。

また、着物の知識を持ったスタッフがサポートしてくれるので着物選びの不安やコーディネートに悩んだ場合も相談しやすく、TPOや一人ひとりに合った着物を提案してもらえる安心感があります。

ヘアアレンジ・手荷物預かり付きのプランならお得感が増す

着物レンタル店では、当日のヘアセットや手荷物預かり付きのプランを提供している店舗も多いです。

通常なら着物の手配・着付け・ヘアセットの予約がそれぞれ必要ですが、ヘアセット付きプランなら着付けからヘアセットまで任せられるので全ての準備がその場で完了します。

手荷物預かり付きであれば洋服や不要な荷物を預けられるので大荷物を持ち歩いたり、コインロッカーを探したりする手間もかからず時間を有意義に使えてお得感が増すはずです。

梨花和服のヘアセットメニューを詳しく見る

子どもの晴れ着と一緒に予約して準備の手間を減らせる

着物レンタル店によっては、訪問着以外に子どもの晴れ着を取り扱っている店舗もあります。

自分の訪問着と一緒に子どもの晴れ着も予約できれば、準備の手間と負担を大きく減らすことが可能です。

訪問着の準備と晴れ着の準備を一度に済ませられるうえ、当日は一緒に仕度を進められるので時間も大幅に短縮できます。

店舗によっては、訪問着と晴れ着がセットのプランや一緒に予約するとお得になるプランを扱っている場合もあるので有効活用しましょう。

七五三で訪問着のレンタルをお考えなら梨花和服をご利用ください

訪問着

梨花和服 鎌倉店は、鶴岡八幡宮の最寄り駅である鎌倉駅から徒歩4分に位置しています。

当店から鶴岡八幡宮までは歩いて5分ほどなので、訪問着の着付けを終えたあとの移動の負担がありません。

晴れ着姿のお子さんでも負担なく歩ける距離なので、訪問着の着付けを終えてから親族と合流して鶴岡八幡宮まで歩いて行くことも可能です。

着物返却の際は鶴岡八幡宮から当店を経由して鎌倉駅へ戻れるため、わざわざ帰り道と違う方向へ向かう必要もありません。

七五三を終えて疲れたお子さんと一緒でも、スムーズなルートで着物返却を済ませられます。

梨花和服 鎌倉店では七五三の利用におすすめの訪問着レンタルプランをご用意

梨花和服 鎌倉店では、七五三での利用におすすめの「鎌倉訪問着レンタルプラン」を用意しています。

訪問着のレンタルと着付け以外にも帯・着付け小物・草履・バッグなど必要な小物が全て含まれているので、事前の準備は必要ありません。

プランにはヘアセットと髪飾りも含まれており、5種類のヘアセットメニューからお好みのヘアアレンジと髪飾りをお選びいただけます。

手荷物預かりも行っているので不要な荷物を持ち歩く手間を省くことができ、多くなりがちなお子さんの荷物があっても持ち物をコンパクトにまとめることが可能です。


価格 12,000円〜(平日)
12,500円~(土日祝)
ヘアセット
髪飾り
荷物預かり
所要時間 45~65分
返却時間 17:30まで
詳細 鎌倉訪問着レンタルプランを詳しく見る

 

七五三で着る訪問着の選び方・着方のポイントを紹介

七五三で着る訪問着を選ぶ際は以下の点を意識しながら、主役の子どもを引き立てつつハレの日に適した華やかさを演出しましょう。

  1. ・年代別に合った色・柄を選んで大人の雰囲気を演出する
  2. ・訪問着の色・柄は子どもと親族とのバランスを見て選ぶ
  3. ・重ね衿(えり)や帯揚げの色を子どもの着物と合わせる

年代別に合った色・柄を選んで大人の雰囲気を演出する

幅広い年代の方やフォーマル・カジュアルな場で着られる訪問着は、色・柄ともに種類が豊富なので着用シーンや着る方に合わせた着物選びをしやすいのが特徴です。

20代後半なら大きめで華やかさのある柄やはっきりとした色合いのもの、30代であればパステルカラーのような淡く爽やかな色合いが着こなしやすいでしょう。

40代になると華やかさよりも落ち着きや品の良さを重視する方が多いので、くすみカラーのベージュ・ピンクなどがおすすめです。

年代によって訪問着の着こなし方も異なるので、自分に合った色・柄を選んで大人の雰囲気を演出しましょう。

年代別のおすすめ訪問着について詳しく見る

訪問着の色・柄は子どもと親族とのバランスを見て選ぶ

訪問着の色・柄を決める際の最も重要なポイントは、子どもよりも派手にならないようにすることです。

あくまで主役は子どもであることを忘れず、色味は基本的にパステルカラーやくすみカラーなどの淡い色合いを選びましょう。

柄に関しても、子どもの晴れ着よりも華やかな印象のものは避けるのが無難です。

また、子どもだけでなく一緒に七五三の参拝をする親族と格式や華やかさの程度を合わせるのも忘れないようにしてください。

重ね衿(えり)や帯揚げの色を子どもの着物と合わせる

七五三に着る訪問着では晴れ着が引き立つ色・柄を選びますが、せっかく子どもと一緒に着物を着るのであれば統一感のあるコーディネートにしたい方も多いはずです。

そのような場合には、訪問着の重ね衿や帯揚げの色を子どもの晴れ着と合わせるようにしましょう。

重ね衿や帯揚げはさりげなく華やかさを演出してくれるアイテムなので、晴れ着と色を合わせたものを身につけても色の主張が強すぎないおしゃれな着こなしに仕上げられます。

七五三の訪問着はレンタルした方が購入よりもお得?

訪問着

訪問着の購入価格は、店舗とインターネットのどちらで購入するかによって相場が大きく異なります。

デパートや呉服店だと20万~50万円が相場ですが、インターネットの場合は5万~6万円が相場です。

レンタルの場合も宅配レンタルか店舗型かによって相場が違い、宅配レンタルなら1万円ほどでレンタルできます。

着物レンタル店やホテルの貸衣装でも2万~5万円が相場のため、七五三以外に訪問着を着る機会が無ければレンタルがお得です。

梨花和服では訪問着を12,000円(税込)からレンタルでき、正絹(しょうけん)を使った上質な訪問着を手頃な価格でご利用いただけます。

訪問着を購入する場合の値段を確認する

七五三の訪問着を自前で用意して着付ける場合のコツ

訪問着を自分で着る場合は、着付けの手順とコツを知っておくと美しい着物姿に仕上がります。

最初に長襦袢の着付けから始めますが、なかでもタオルを使った補正は仕上がりの美しさや着崩れにくさにつながる重要な部分です。

  1. 1.足袋を履く
  2. 2.和装ブラ・肌襦袢・裾除けを着用する
  3. 3.タオルを使って補正する
  4. 4.長襦袢を着付ける

訪問着の着付けの手順は、基本的な着物の着付けと同じです。

  1. 1.背中心に合わせて訪問着を羽織る
  2. 2.長襦袢と訪問着の衿をクリップで仮留めする
  3. 3.裾の位置を決めて腰紐を結ぶ
  4. 4.おはしょりを整える
  5. 5.衿を整えて胸の下で腰紐を結ぶ
  6. 6.伊達締めを締める
  7. 7.二重太鼓結びで帯を結ぶ

裾丈は床すれすれに合わせて長襦袢が見えないようにし、裾の先をやや上げると下半身がすっきり仕上がります。

着付けは慣れるとそこまで難しいものではありませんが、仕上がりや着崩れに不安があれば着付けのみでも着物レンタル店に相談してみましょう。

訪問着を自分で着付ける方法について詳しく見る

訪問着以外に七五三で母親が着るならどんな着物がいい?

七五三で着る着物としておすすめなのは訪問着ですが、それ以外の着物を着る場合には付け下げ・色無地・江戸小紋を選びましょう。

付け下げ・色無地・江戸小紋は全て訪問着と同じ準礼装にあたり、それぞれ以下のような特徴があります。


着物の種類 特徴
訪問着 ・留袖に次いで格式の高い着物
・絵羽模様
・色・柄の種類が多い
付け下げ ・訪問着に次ぐ格式
・柄が控えめ
・模様が縫い目にかからない
色無地 ・白と黒以外の無地の着物
・シンプル
江戸小紋 ・小紋より格式が高い
・遠めだと無地にも見える細かく小さな柄
・礼装向きの柄は鮫・行儀・通しの三役

 

準礼装のなかでは訪問着が格式の高い着物となっており、次いで付け下げ、色無地、江戸小紋の順番となります。

訪問着は着物全体に柄が入っているのに対し、ほかの3種類は柄が入っていても控えめで落ち着いた印象のものが多いです。

どの着物も七五三にふさわしい格式の着物なので、華美すぎず落ち着いたものを好みに合わせて選んでください。

訪問着を着る機会や普段使いする方法を確認する

七五三は訪問着で着飾って子どもの記念日を彩りましょう

訪問着

子どものハレの日である七五三には晴れ着の華やかさを引き立てつつ、フォーマル感を演出できる訪問着がおすすめです。

訪問着は地色が淡い色合いのものでも絵羽模様で適度な華やかさを演出できるため、華美すぎず上品な印象にまとめられます。

梨花和服 鎌倉店は、七五三で定番の鶴岡八幡宮まで徒歩5分とアクセスしやすい便利な立地が特徴です。

着付けからヘアセットまで全てレンタルプランに含まれているので、当日はスムーズに仕度を終えられます。

七五三の1日を快適に過ごせる訪問着レンタルをお探しの方は、ぜひ当店をご利用ください。

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