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2026.04.19

訪問着の着付けに必要なもの全13点リスト!写真付で初心者も安心

訪問着は、結婚式や入学式はもちろん、観劇やお出かけなど幅広いシーンで着用できる着物です。しかし、美しく着こなすためには多くの小物を事前に揃える必要があります。

本記事では、訪問着の着付けに必要なもの13点を一覧で分かりやすく紹介します。あわせて、結婚式や七五三などシーン別に押さえておきたい小物選びの注意点も具体的に解説します。

初めて訪問着を着る方でも迷わないよう、選び方の基準や準備のポイントも整理しています。必要なものを効率よく把握したい方はぜひ参考にしてください。

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執筆
梨花和服 編集部

梨花和服 編集部

着物の選び方から季節ごとの着こなしのコツまで知り尽くした、着物レンタル専門の編集チームです。全国7店舗で年間数万人の着付けを行う現場スタッフの声を活かして、初めてでも可愛くなれるリアルな着物情報をわかりやすくお届けします。

監修
京都着物レンタル梨花和服

京都着物レンタル梨花和服

関東に3店舗、京都市内4店舗の計7店舗を全国展開。現場のリアルな知見と京都ならではの和装の知識をもとに記事を厳しく監修し、みんなが安心して着物散策を楽しめる正しい情報を保証します。

訪問着にふさわしい小物の選び方とマナー

訪問着に合わせる小物は、上品さと格を意識して選ぶことが基本です。帯や草履、バッグは金・銀・淡い色味など落ち着いた色を選ぶと、どのシーンでもなじみやすくなります。

振袖用のように装飾が多く華やかすぎる小物よりも、訪問着には上品で控えめなものが適しています。

また、結婚式などのフォーマルな場では格の高い袋帯を選ぶなど、シーンに合わせて小物の格を揃えることで、訪問着らしい品のある着こなしに仕上がります。

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訪問着の着付けに必要なもの13点【一覧チェックリスト付き】

訪問着を美しく着こなすためには、着物本体だけでなく多くの小物を事前に準備する必要があります。ここでは、必要なアイテムをカテゴリごとに整理して紹介します。

万が一必要なものが揃っていないときは、梨花和服のレンタルプランの利用を検討しましょう。

メインの装い

  1. ・訪問着:主役となる準礼装の着物
  2. ・袋帯:訪問着に合わせる格の高い帯
  3. ・長襦袢:着物の下に着るもの(半衿付き)

帯まわり・小物

  1. ・帯揚げ:帯の上部を飾る布
  2. ・帯締め:帯の中央で結び固定する紐
  3. ・重ね衿(伊達衿):襟元を華やかに見せる装飾

着付けの土台

  1. ・肌襦袢・裾よけ:直接肌に触れる肌着
  2. ・足袋:礼装用は白を用意
  3. ・腰紐(4〜5本):着物や長襦袢を固定
  4. ・伊達締め(2本):襟元や腰回りを整える
  5. ・帯板(前板):帯のシワを防ぐ板
  6. ・帯枕:お太鼓結びの形を作る道具
  7. ・衿芯:襟元を整える芯

外出セット

  1. ・草履:礼装用の落ち着いたデザイン
  2. ・バッグ:草履と合わせると統一感が出る

あると便利なもの

  1. ・コーリンベルト:襟元の着崩れ防止
  2. ・着物クリップ:着付けやお手洗い時に便利
  3. ・補正タオル・パッド:体型補正に使用
  4. ・衿ピン:重ね衿の固定に役立つ

事前にチェックしておくことで、当日の着付けもスムーズに進めやすくなります。

訪問着

 

訪問着とは、着物の縫い目をまたいで大きく柄(絵羽模様)が描かれた、フォーマルなシーンで着用する着物のことです。どの着物を着用するかで印象は大きく異なるため、シーンに合わせて慎重に選ぶ必要があります。

入学式や卒園式・卒業式なら、落ち着いた色柄の着物がおすすめです。グレーがかった色や淡い色などの上品な色を選択すれば周囲の洋装とも馴染むため、浮く心配はありません。

訪問着を自分で着用する場合は初めての方だと1時間以上、慣れている方だと30~40分程度で完了します。

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長襦袢・肌襦袢

長襦袢・肌襦袢は、着物を着る前の下着・肌着の役割をもつものです。着用する順番は、次の通りです。

  1. 肌襦袢
  2. 長襦袢
  3. 着物

肌襦袢は長襦袢や着物を汗や皮脂から守るために、最初に着用します。袖や丈が短く、汗を吸収しやすい素材で作られている場合が多くあります。

長襦袢は着崩れを防いだり、着心地を良くしたりするアイテムです。袖や衿が長いので、着物を上から着用しても多少見えます。色柄や素材の種類が豊富で、上手に選択すればおしゃれな着こなしにつながります。

また、着付けをする前には、あらかじめ長襦袢に半衿をつけておきましょう。一般的には白い無地の半衿が主流です。

重ね衿・伊達衿

重ね衿・伊達衿は、何枚もの着物を着用しているように見せる装飾小物です。訪問着に縫い付ける・衿ピンで固定するなどの方法で、着用します。

重ね衿・伊達衿は、訪問着をよりおしゃれに見せるためのアイテムです。衿元がより華やかになったり、ボリューム感がアップしたりします。

フリルやパールなどの装飾が入った商品も、販売されています。フォーマルなシーンには向きませんが、訪問着の色柄や着用するシーンなどに合わせて、選ぶのも楽しみ方の1つです。

袋帯

 

訪問着には袋帯を合わせます。袋帯は、表裏の両面に模様がある筒状の帯です。幅は約31cm、長さは4m30cm前後あります。

袋帯は金糸や銀糸を使用した豪華で華やかなものから、ワンポイント柄まで幅広い種類があります。訪問着を着用するシーンに合わせて、フォーマル向きか控えめな華やかさのものかを選ぶことが重要です。

袋帯を結ぶ際は、背中に出る部分(お太鼓)が二重になる二重太鼓が主流です。お太鼓が一重の一重太鼓よりも格が高く、喜びが重なるという意味をもっています。

着物の帯の種類を詳しく見る

腰紐

腰紐は、訪問着の着付けで腰をぐっと締めるのに使用します。長襦袢・着物をしっかり身体に密着させて、ズレるのを防いだり着崩れを防止したりするのに効果的です。

一時的に固定する仮紐や、衿元が動かないようにする胸紐として使用される場合も多くあります。全体のシワやたるみを調整するときにも使用できて、何かと便利です。

訪問着の着用で使用する、腰紐の本数は4~5本程度が一般的です。本数は着用している方の体型や、着付け師によって若干変動します。

帯締め・伊達締め

 

帯締めは、着物や帯が崩れてこないように固定する紐です。帯の中央を固定し、型崩れを防いで固定する重要な役割を持ちます体の中心にくるので見た目にも影響します。

訪問着とのバランスを見ながら、適した色や素材のものを選ぶことが必要です。

伊達締めは幅広の紐で、周囲からは見えません。腰紐や衿がズレたり浮いたりするのを抑えて、着崩れを防止します。

伊達締めが見えてしまう状態は、帯が前上がりになっている可能性があります。だらしない印象を与えてしまうため、帯の状態を整えて隠すことが重要です。

帯揚げ

 

帯揚げは、訪問着を着用するときに帯の上辺を飾る布です。帯枕を包んで見えないように隠しつつ、帯の上辺からほんの少しだけ見せます。

帯揚げは雰囲気をより魅力的に見せる小物で、帯周りを華やかに見せたり上品さをプラスしてくれたりするのがメリットです。訪問着を着用するシーンによって素材や結び方を調整すれば、印象を大きく変えられます。

帯揚げは着物や帯に比べればわずかに見える脇役の小物ですが、こういった小物でさりげない変化をつけるのはおすすめです。刺繍や箔、絞りが入っていたり、季節の柄が入っているものを使用したりすれば自分らしい訪問着が完成します。

帯枕

帯枕は訪問着を着用するときに、お太鼓の立体感を整えるために使用する小物です。お太鼓とは帯の結び方の1つで、背中にでる四角い立体的な面を指します。帯枕を使用してお太鼓を形作ると、綺麗な立体感が出たり形をキープしてくれたりなどのメリットを得られるのが特徴です。

帯枕本体の大きさや厚さ、使い方によってお太鼓の出来上がりは大きく異なります。大きく膨らませて華やかに見えるなら厚みがあるもの、小さく平らな状態に仕上げるなら軽くて薄いものがおすすめです。

帯板・前板

帯板・前板は訪問着を着用するときに、帯の形を整えるために使用する板状の小物です。身体の前側に入れて帯にシワができるのを防いだり、美しい張り感を生み出したりする役割があります。帯の間に入れて使用するため、周囲からは見えません。

帯板・前板は固すぎたりサイズが大きすぎたりすると、圧迫感やシワの原因に繋がるため注意が必要です。帯板・前板を自身で用意するときはサイズや張り感、フィット感を十分確認することが重要です。

衿芯

衿芯は、長襦袢の衿に内側に差し込む小物です。衿の形が崩れるのを防いだり、訪問着を着用したときの衿元を綺麗に見せたりするのに効果的です。長襦袢の衿の中に入れるので、周囲からは見えません。

衿芯を差し込まないと、衿がぐしゃっとしてだらしない印象を与えます。訪問着を美しく着こなすには、欠かせない小物の1つです。

衿芯を差し込むときは、向きに注意が必要です。背中の中心部分に衿芯がくるように差し込むと、綺麗な丸いカーブが作られます。

足袋

足袋は、訪問着を着用するときに履く履物です。二股に分かれているのが特徴的な履物で親指側を内甲(うちこう)、4本の指が入る側を外甲(そとこう)といいます。

こはぜは、足袋を留める金具部分です。足袋を履いたらこはぜを留めて、ずれたり脱げたりするのを防止します。

こはぜが外れやすいと、サイズが合っていない可能性があります。サイズ違いは履き心地に影響するため、自身の足に合うものを選ぶことが重要です。

草履

草履は台と鼻緒で構成された、訪問着用の履物です。使用する草履を選ぶときは、かかと1~2㎝程度はみ出るものがおすすめです。足元がすっきりして見えたり、裾を踏むリスクを最小限に抑えたりします。

草履と似ている下駄とは、材質や形が異なります。下駄は木製で、底部には突起が2つ付いています。歩くときにはカランカランと音が出やすいです。

草履は革や布で作られ、底部はフラットです。高級なものほど、厚みがあります。

バッグ

訪問着プラン

 

バッグは、訪問着との相性を見ながら選びます。写真で使用しているような持ち手付きのハンドバッグや、クラッチバッグが相性抜群です。

肩掛け・リュックタイプのものは、訪問着との相性が悪いです。だらしない印象を与えたり、着崩れにつながったりする恐れがあります。訪問着の表面が擦れて傷付くリスクもあるため、手で持つタイプのバッグがおすすめです。

バッグを選ぶときは、草履との相性も確認します。デザインやカラーを草履と合わせて、全体に統一感を持たせるのも重要です。

訪問着の着付けにあると便利なもの

訪問着の着付けは、必要なアイテムが揃っていれば行えますが、スムーズに進めたい場合は便利な小物を取り入れるのがおすすめです。着崩れを防いだり、作業を効率化したりできるため、初心者の方ほど用意しておくと安心です。

ここでは、着付けをサポートする便利なアイテムを紹介します。事前に準備しておくことで、当日の負担を軽減し、着崩れを防いで美しい状態を保ちやすくなります。

  1. ・コーリンベルト
  2. ・着物クリップ
  3. ・補正タオル・補正パッド
  4. ・衿ピン

コーリンベルト

コーリンベルトは、訪問着の衿元を留めるのに使用します。左右にクリップ(留め具)が付いたゴム状のベルトです。これは、衿元が緩くなったり開いたりするのを防ぐアイテムです。

コーリンベルトを使用するときは左右のクリップの位置を合わせつつ、長さを調整します。クリップの位置が違ったり長さが合っていなかったりすると、窮屈さを感じてしまうため注意が必要です。

着物クリップ

着物クリップは、訪問着の帯や着物自体を仮留めするのに使用する小物です。着物クリップを使用すれば帯のずれを防いだり着付けがしやすくなったりするなどのメリットを得られます。

複数個使用すると着付けをより効率的に行えて、時短にもつながります。

着物クリップの訪問着に触れる部分は、ゴム製です。訪問着や帯を挟んでも傷が付く心配はなく、安心して使用できます。

補正タオル・補正パッド

 

補正タオル・補正パッドは、体型補正のために使用します。胸や腰、お尻などに補正タオル・補正パッドを巻き付けて、身体の凸凹が出ないようにします。着物の緩みやシワ、着崩れを防止するのに効果的なアイテムです。

補正タオル・補正パッドは訪問着への汗染みや、紐が身体に当たる窮屈さを防ぐ効果もあります。使用するタオルは、普段自宅で使用しているような薄手のもので問題ありません。

衿ピン

衿ピンは、訪問着の重ね衿・伊達衿を固定するために使用します。重ね衿・伊達衿を衿ピンで固定しながら着付ければ、途中で着崩れる心配がありません。訪問着の着付けが楽になって、時短につながる便利アイテムです。

ヘアピンで代用したり重ね衿・伊達衿を縫い付けたりする方法もありますが、訪問着を傷付けるリスクがあります。衿ピンを使用するのが、安全かつ確実です。

着付け上級者が教える着物関連以外であると便利なもの

訪問着の着付けでは、着物や専用小物だけでなく、作業環境を整えるためのアイテムも重要です。特に自宅で着付けを行う場合は、動きやすさや確認のしやすさによって仕上がりに差が出ます。

着付け上級者は、着崩れ防止や作業効率を高めるために、身近なアイテムを上手に活用しています。事前に準備しておくことで、当日の負担を軽減し、落ち着いて着付けを進めやすくなります。

  1. ・大きめの姿見
  2. ・扇風機
  3. ・ストロー

訪問着の着付けを自分でする方法を詳しく見る

大きめの姿見

自宅で着付けを行う場合、姿見がないと全体のバランスを確認するのが難しくなります。特に衿元や帯の位置は見えにくいため、全身の確認ができる大きめの姿見を用意することが重要です。

着付け中は、衿の左右差や帯の角度などを都度チェックしながら進める必要があります。横幅が広い鏡であれば、体を大きく動かさなくても状態を確認しやすく、作業効率の向上にもつながります。

さらに、背中側の帯を確認するために細部の確認ができる手鏡を併用すると、より美しい仕上がりになるでしょう。

扇風機

訪問着の着付けは季節を問わず汗をかきやすく、室内でも蒸し暑さを感じやすい作業です。冷房を使用していても重ね着によって熱がこもるため、体温調整として扇風機を活用するのが効果的です。

特に顔まわりに風を当てながら作業を進めると、メイクやヘアセットの崩れを防ぎやすくなります。着付け中の不快感を軽減できるため、最後まで落ち着いて作業を行いやすくなります。

ストロー

訪問着の着付けは慣れていないと30分以上かかることもあり、途中で喉の渇きを感じる場面があります。その際に役立つのが水分補給を安全に行えるストローです。

コップから直接飲むと、万が一こぼした場合に着物を汚してしまうリスクがありますが、ストローを使えば着崩れや汚れを防ぎながら水分補給ができます。必須ではありませんが、着付け中のトラブル防止として用意しておくと安心です。

【シーン別】訪問着に必要なものの注意点

訪問着は着用するシーンによって、小物の格や色の選び方が変わります。結婚式や式典では格式を意識し、カジュアルな場では控えめに華やかさを取り入れることが重要です。場面に合った小物選びを意識しましょう。

結婚式・披露宴に参列する場合

結婚式や披露宴では、訪問着のなかでも格式を意識した装いが求められます。袋帯は金糸や銀糸が入った礼装用を選び、帯揚げや帯締めも白や淡い色で統一すると上品にまとまります。草履やバッグも金・銀系で揃えると、全体に統一感が出て華やかな印象に仕上がります。格式を意識しつつ、全体の統一感を整えることが大切です。

七五三・入学式・卒業式の場合

七五三や入学式、卒業式では、主役を引き立てる控えめで上品な装いが求められます。訪問着は淡い色や落ち着いた色柄を選び、袋帯も華やかすぎない礼装用でまとめると安心です。帯揚げや帯締めは優しい色味で統一すると、全体に柔らかく上品な印象に仕上がります。場にふさわしい控えめな華やかさを意識することが大切です。

お茶会・観劇などカジュアルシーンの場合

お茶会や観劇などの場では、訪問着のなかでも落ち着いた装いが適しています。

お茶会といってもさまざまな会があり、格もまちまちです。参加する会に相応しい装いを心がけましょう。

訪問着を着るお茶会であれば、袋帯は控えめで上品な柄を選び、帯揚げや帯締めも派手になりすぎない色味でまとめると安心です。

また、観劇では、場の雰囲気に合わせてほどよく華やかさを取り入れるのもよいでしょう。場の雰囲気に合わせ、全体として品のある装いを心がけることが大切です。

必要なものを揃える手間なし!訪問着はレンタルが便利

訪問着レンタル

 

訪問着の必要なものが揃っていない場合、梨花和服のレンタルプランがおすすめです。プランのなかには、訪問着に必要なものが小物・ヘアセットも含めて全て揃っています。自分で特別に用意する必要はなく、手ぶらで来店できるのが魅力です。

使用するアイテムは全て自分で自由に選択できるため、希望に合う訪問着が見つかります。着付けは経験豊富なプロが担当するので、方法を間違えたり着崩れの心配をしたりする必要はありません。

キャンセルは前日まで無料で、予定変更にも柔軟に対応可能です。

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