大正ロマン風着物のコーディネート5選!現代風の着こなしのコツも紹介
京都観光で着物レンタルを検討しているなら、レトロで華やかな大正ロマン風着物がおすすめです。大胆な色柄や和洋折衷のデザインは、街並みに映え、写真にも残しやすいのが魅力です。
近年はアンティーク調の着物や現代風アレンジも増え、年代を問わず楽しめます。大正ロマン風着物は、歩くだけで非日常感を味わえる点も人気の理由です。
本記事では、大正ロマン風着物の特徴やコーディネートのコツをわかりやすく解説します。
そもそも「大正ロマン風着物」とは?着物の特徴と魅力
大正ロマンとは、大正時代(1912年〜1926年)前後に見られた文化や意匠を、後年になって「日本の伝統美と西洋文化が融合した独自の美意識」として捉え、総称した呼び方です。
大正時代は女性の社会進出や西洋文化の流入により、着物も格式や決まりに縛られない、自由で大胆な装いへと変化しました。
大正ロマン風着物とは、大正期前後の意匠(和洋折衷・モダン柄など)をモチーフにした着物や、当時のアンティーク着物のことです。
銘仙やウールなど生地の特徴と素材
大正ロマン風着物を代表する素材が、銘仙(めいせん)とウールです。銘仙は主に絹や玉糸を使った平織りの着物で、色糸を先に染めてから織る技法により、大胆でポップな柄がくっきりと表現されるのが特徴です。
一方、ウール素材の着物も当時広く親しまれました。軽くて丈夫で、家庭で手入れしやすい点から、活動的な大正時代の女性に支持されました。温かみのある質感と発色の良い色柄が、レトロな雰囲気を引き立てます。
時代を映す色柄の魅力と洋風×和柄の融合
大正ロマン風着物の魅力は、時代の空気を映し出す色柄の大胆さにあります。原色に近いビビッドな配色や、洋風のタッチを取り入れたデザインが多く、従来の着物にはない新鮮さを感じられる点が特徴です。
椿や菊といった伝統的な和柄に加え、バラやチューリップなどの花柄、アール・デコ調の幾何学模様、水玉、チェック柄など、西洋文化の影響を受けた意匠も数多く見られます。和と洋が自然に溶け合う独自の美しさが、大正ロマン風着物ならではの魅力です。
タイプ別!失敗しない大正ロマン風着物のコーディネート術
大正ロマン風着物は、色柄や合わせ方次第で印象が大きく変わります。なりたい雰囲気を意識して選ぶことで、統一感のあるコーディネートに仕上がります。ここからは、タイプ別に楽しめる大正ロマン風着物の着こなしを紹介します。
レトロガーリー系 | レースや小花でとことん可愛く
レトロガーリー系は、レースや小花柄を主役にしたやさしい雰囲気の大正ロマン風着物コーデです。淡い色合いの着物に、レース素材の帯や半襟を合わせることで、可憐さと上品さを両立できます。
ヘアスタイルは編み込みや低めのまとめ髪にし、リボンや小ぶりな髪飾りを添えると統一感が生まれます。甘さの中に落ち着きを感じさせるため、街歩きやカフェ巡りにもよく映えるスタイルです。
モダンシック系 | 幾何学柄とダークカラーで粋に
モダンシック系は、幾何学柄やダークカラーを取り入れた大人っぽい大正ロマン風着物コーデです。格子やチェックなど直線的な柄の着物に、黒や深みのある帯を合わせることで、全体が引き締まり洗練された印象になります。
ヘアスタイルは低めのまとめ髪にして、かんざしや落ち着いた色味の髪飾りを添えるのがおすすめです。甘さを抑えた装いは、歴史ある街並みや寺社にもよく映えます。
はいからさん系 | 袴とブーツで王道スタイル
はいからさん系は、袴とブーツを合わせた王道の大正ロマン風着物スタイルです。花柄や幾何学柄の着物に、落ち着いた色味の袴を重ねることで、凛とした佇まいに仕上がります。
足元は編み上げブーツを合わせると、和洋折衷らしい雰囲気が際立ちます。ヘアスタイルは低めのまとめ髪にリボンやかんざしを添えるのがおすすめです。
歩きやすさと写真映えを両立でき、街歩きにも適した定番コーデです。
大正ロマン風着物でコーディネートするときのポイント
大正ロマン風は色柄も小物も主張が強いぶん、合わせ方で完成度が決まります。
まずは「主役にしたい柄」と「全体の色数」を意識し、統一感を作ることが大切です。
帯や小物で遊びつつ、どこか一か所を締め色にすると写真でも輪郭がはっきりします。
街歩き前提なら動きやすさや気温にも目を向け、重ねすぎを避けると快適です。盛りすぎずに“レトロの余白”を残すと、現代の京都の街並みにも自然になじみます。
レンタル店のスタッフに相談し、帯や小物の候補を並べて比べると失敗しにくいです。
基本は着物の柄on帯の柄で派手めに!
大正ロマンは大胆な柄同士を重ねるのがコツです。
着物の大柄に対して帯も柄物を選ぶと、当時らしい華やかさが出ます。
ただし色数が増えすぎると散らかって見えるため、着物に入っている色から帯の主色を1~2色拾うのがポイントです。
柄の密度は「着物が大きめ・帯は細かめ」などリズムを付けると、派手でもうるさくなりにくいです。
着物の小物の合わせ方
大正時代は和洋折衷が一気に広まり、女学生の装いでも「着物×袴×編み上げブーツ」がおしゃれの定番でした。大正ロマン風のコーディネートでも、思い切ってブーツを合わせると一気にそれらしい雰囲気になります。見た目の可愛さだけでなく歩きやすい点も魅力です。草履や下駄を選ぶ場合は、鼻緒が太めのものにすると少女らしさが出て、レトロな印象に寄せやすいでしょう。
バッグはチェーン付きのエナメルバッグや、ビーズのがま口バッグを選ぶと写真でも映えます。巾着でも問題ありませんが、その場合も柄ものを選ぶと大正ロマンらしさが引き立ちます。
帯締めは小ぶりでも可愛いものの、大きめでぽってりしたデザインのほうが雰囲気を作りやすいです。
小物は控えめにまとめるより、和洋折衷を意識して遊び心を足すとまとまりやすいので、レンタルのラインナップから気に入ったものを選んでみてください。
大正ロマン風な着物のヘアスタイル
着物や小物を華やかにまとめるほど、ヘアスタイルは少し抑えめにすると全体のバランスが整います。ふわふわに巻いて高く結い上げるよりも、タイトにまとめた撫でつけたようなスタイルのほうが、大正ロマンのムードを出しやすいです。
たとえば、軽くウェーブを付けた髪を両サイドに流し、耳まわりを覆うように整えて毛先を後頭部でまとめる「耳隠し」は、レトロ感を作りやすいアレンジです。仕上げに大きめのリボンや簪(かんざし)を添えると、和洋折衷の雰囲気がぐっと引き立ちます。
ほかにも、編み込みを取り入れてすっきり結い上げ、ベレー帽を合わせるとクラシックな印象になります。
椿の花飾りなど、存在感のある髪飾りを一点添えるのも相性が良いでしょう。女学生風ならハーフアップにまとめて大きめのリボンを合わせると、写真映えも狙いやすいです。ヘアは整えて控えめにしつつ、印象的なアクセサリーでアクセントを付けると、大正ロマンらしいまとまりが作れます。
梨花和服では、大正ロマン風の着物を楽しめる京都着物レンタルプランを用意しています。アンティーク調やレトロモダンな着物に加え、ヘアセットや髪飾りもプラン内に含まれているため、追加料金がかかりません。
また、着物選びから着付け、ヘアアレンジまでスタッフが丁寧にサポートするので、着物レンタルが初めての方でも安心です。雰囲気や目的に合わせて、自分らしい大正ロマンコーデを楽しめるでしょう。
以下にプランの一例をまとめました。
| 価格 | 5,000円〜 ※2025年12月現在 |
| ヘアセット | ○ |
| 髪飾り | ○ |
| 所要時間 | 45〜70分 |
| 返却時間 | 17:30 |
| 詳細 | 京都着物レンタルヘアセットプラン |
大正ロマン風着物でコーディネートしたら写真映えを狙おう
大正ロマン風着物は、色柄や小物の合わせ方次第で写真に残したときの印象が大きく変わります。街並みとの相性を意識しながら、歩きやすさも考えたコーディネートがポイントです。
街歩きには半幅帯がぴったり
写真映えを狙うなら、まずは「どこで撮りたいか」をいくつか決めておくとコーデが選びやすくなります。
祇園や竹林の道、清水寺など、京都にはフォトジェニックな場所がたくさんありますし、雰囲気の良いカフェやテイクアウトも豊富です。
行きたい場所も食べたいものも多いからこそ、着物レンタルの日は身軽に動きたいですよね。
そこでおすすめなのが半幅帯です。半幅帯は、お太鼓結び用の帯より幅が細く扱いやすいのが特徴で、軽やかでカジュアルな街歩きに向いています。
アレンジ結びも豊富なので、初めての着物体験や街歩きにぴったりです。
カジュアルな着物がおすすめ
半幅帯に合わせるなら、着物もカジュアルなものを選ぶとバランスが取りやすいです。
代表的なのは小紋で、柄の種類が豊富なのが魅力です。
クラシックな雰囲気からモダン、レトロ、ポップまで幅広く揃うので、なりたいイメージに合わせて選べます。
色柄が大胆な大正ロマン風でも、小紋なら街歩きにちょうど良い気軽さが残るため、写真映えと動きやすさを両立しやすいでしょう。
持ち歩きたい小物と合わせて着物を選ぶのも良し
好きな色で選ぶのはもちろんですが、街歩き中に持ちたいアイテムから逆算して着物を決めるのもおすすめです。
たとえば、テイクアウトのドリンクや和スイーツ、季節の限定フードなど、写真に一緒に写したいものを先にイメージしておくと、着物の色選びがスムーズになります。
淡い色のアイテムを持つなら、やさしい色合いの着物でふんわりまとめると統一感が出ますし、反対にビビッドな着物を選べばアイテムも着物もどちらも引き立ちます。
どんな雰囲気の写真にしたいかを想像しながら選ぶと、コーディネート自体がより楽しくなりますよ。
着物レンタルにあった髪型や髪色との合わせ方
好みで自由に楽しめますが、街歩きが前提ならロングやミディアムの方はアップスタイルにしておくと動きやすいです。風が強い日でも髪の乱れが気になりにくく、すっきり身軽に過ごせます。アップといっても派手に盛るより、シンプルにまとめるほうがレンタルした着物が引き立ちます。着物やヘアアクセサリー、街歩き中に手にする可愛いアイテムを主役にするイメージです。
また、明るい髪色だと「着物に合わないかも」と心配する方もいますが、バランスが取れていれば髪色を過度に気にする必要はありません。髪色に関係なく似合う着物は見つかるので、遠慮せず着物レンタルに挑戦してみてください。
写真映えを意識したコーデは、探すのも発信するのも簡単になった今だからこそ、選択肢がどんどん広がります。お気に入りの装いで着物レンタルを楽しみ、かわいいが詰まった京都の街歩きを満喫してくださいね。
大正ロマン風着物のコーディネートで京都を楽しみましょう
大正ロマン風着物は、色柄や素材、合わせる小物によって多彩な表情を楽しめるのが魅力です。レトロガーリーやモダンシック、はいからさんスタイルなど、なりたい雰囲気に合わせて選ぶことで、京都の街並みに自然になじむ装いに仕上がります。
梨花和服の着物レンタルを活用し、自分らしい大正ロマンコーデで京都散策を満喫しましょう。
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この記事の著者
梨花和服は京都市内で嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を3店舗展開し、京都エリアでの2019年の年間ご利用実績は2万人以上!
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