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2020.02.14

京都着物の成り立ちと歴史とは?

京都着物の成り立ちと歴史とは?

世界でも注目を集めている着物は、古くから日本継承されている民族衣装です。その着物文化の中心であり発信地といえるのが、日本の都として発展してきた京都です。

京都の着物文化はどのように成り立ち、どのような着物が京都に根付いているのでしょうか。

日本の着物文化は京都から始まった

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日本の衣類は縄文時代、布を体に巻き付けて紐で縛る「巻布衣(かんぷい)」や、布の真ん中に穴をあけて頭を出す「貫頭衣」からはじまりました。

飛鳥時代ごろになると大陸の影響を受けた衣装が着られるようになったものの、日本の気候風土にあっていなかったため形状が少しずつ変化してつき、平安時代になると貴族の女性が十二単を身につけるようになりました。

十二単は大きく開いた袖とも幅が広い前合わせの「単(ひとえ)」や「五衣」「打衣」などを重ねて身につけます。

大陸文化の影響が強かったそれまでの衣装とは大きく異なる、独自性に富んだ日本の民族衣装として成立し、身につけ方や形状の違いはあるものの、現在も続く着物の原型となりました。

平安時代が終わり武家社会になると、重くて動きづらい十二単は衰退し、袖が短くて動きやすい「小袖」が多く着られるようになりました。

全国に広まったのは「応仁の乱」がきっかけ?

室町時代後期、8代将軍・足利義政の家督争いがきっかけとなって「応仁の乱」が勃発。

都中を戦火に包むランの影響で、都に住んでいた人々の多くが都の外へと逃げ出し、絹織物や染めの職人の多くも全国へ散らばりました。このとき、織物や染めの技術や技法が広まったと考えられます。

応仁の乱はおよそ11年ほど続きますが、戦が終結すると職人は再び京都に戻り、西軍の陣地があった場所で織物業を再開します。これが現在も続く「西陣織」の始まりです。

現代着物文化の基礎は江戸時代

鎌倉時代や室町時代、戦国時代に着用されていた「小袖」は、現在の着物と似た形状をしていますが、名前のとおり袖が短く、現在の着物のように「おはしょり」を作らないといった違いがあります。

また、この頃のは男性と女性で形状的な違いがほとんどなかったのも大きな特徴です。

江戸時代になると、小袖に「美しさ」「優雅さ」が求められるようになります。なかでも変化が大きかったのは女性の衣装で、「振袖」が着られるようになったのも江戸時代かれです。

江戸時代は階級によって着用できる衣服の素材や色が厳しく定められていたため、おしゃれ心を満たすために「百種類の鼠色」と呼ばれる色調が異なる様々な灰色や、多彩な柄などが誕生しました。

色柄やや着こなし、形状など、現在の着物文化の基礎は江戸時代に作られています。

京都特有の着物。どんなものがあるの?

着物の着付け

着物のなかには「加賀友禅」「大島紬」「江戸小紋」など、その地域特有の技法や特徴を持つものがあります。京都特有の着物にはどのようなものがあるのでしょうか。

西陣織

応仁の乱終結後、西軍の陣地で作られるようになった「西陣織」は、金糸などを使った華やかな綴(つづれ)や緞子(どんす)、素朴な風合いが魅力の絣織(かすりおり)など、多彩な技術で作られる先染め織物の総称です。

織ったあとに染める「後染め」よりも繊細な図柄や独特な艶が魅力で、菌糸や銀糸をふんだんに使った西陣織の帯は「身につける芸術品」ともいわれています。

京友禅

友禅は真っ白な絹織物に絵を描く染め技法で、京友禅・加賀友禅・東京友禅を合わせて「三大友禅」と呼びます。

京友禅は17世紀後半、京都知恩院門前で暮らしていた扇絵師、宮崎友禅斎が小袖の染め模様を描き始めたことではじまったといわれています。

すべての友禅染めの元祖といわれる京友禅は、上品で柔らかい色合いや奥ゆかしい古典柄が多く使われることが特徴です。

京小紋

生地全体に同じ模様が繰り返し描かれている着物を「小紋」と呼びますが、京都ではおよそ1200年前から染め型を使用した京小紋が作られているといわれています。

京小紋は京友禅の影響を受けており、絵画的な柄が多色で染められているのが特徴です。

単色で染められている他地域の小紋に比べると、京都ならではの華やかさを品のよさを感じることができます。

京鹿の子絞り

「鹿の子絞」は、生地を糸でくくって染める「絞り染め」の一つで、でき上がる模様が鹿の背中の模様に似ていることからこの名前がつきました。

鹿の子絞りのなかでも京都で作られる絹の鹿の子絞は「京鹿の子絞」と呼ばれ、非常に手間暇がかかることから高級品として扱われています。

現在も発展を続ける伝統工芸

西陣織、京友禅、京小紋、京鹿の子絞はすべて伝統工芸品に指定されており、古い技術や伝統的な文様などを現在にも伝えています。

しかし、その一方でデジタル染色やコンピューターを使用したデザインなどの技術も取り入れており、時代に合わせながら発展し続けています。

様々な着物を扱う”呉服屋”について知りたい方はこちら!>呉服屋ってどんな所?京都の老舗着物店から考える呉服屋の今

京都で着物を楽しむならレンタルがおすすめ

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京都着物を着たいと思っても、購入するのは経済的な負担が大きいだけではなく、保管の手間がかかる着用機会が少ないといった理由からなかなか手が出ないということもあるでしょう。

自分で着付けができない、着付け用品や小物をそろえるのは面倒と感じつかも知れませんね。

こんなときは京都で着物レンタルを利用してみてはいかがでしょうか。個人ではなかなか手が出せない高級な着物を手軽に楽しむことができます。


この記事の著者

梨花和服は京都市内で嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を3店舗展開し、京都エリアでの2019年の年間ご利用実績は2万人以上!
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