【男性向け】普段着で着物を着るのがおすすめの理由
着物には、正装向けのものと普段着向けのものがあります。昔から日本人が着用してきた着物は、普段着として十分機能的です。男性で着物を着こなせる人は珍しく、ほかの人と差をつけられます。
式典のとき以外も、おしゃれとして着物を取り入れてみましょう。さまざまなメリットがありますよ。
気軽に着れる着物はこちら1!>普段着にも!気軽に着られる着物を紹介
着物は普段着に向いている装い
現代人は着物を着る機会が少なく、特に男性は正装としての着物以外ほとんど目にすることがありません。
しかし、昭和の頃までは、着物が普段着として利用されてきました。本格的な正装とは異なり、普段の生活がしやすいよう工夫されたものばかりです。
男性向けの着物はとても着付けが簡単で、普段着を着物にするハードルは低いでしょう。休日や特別な日だけでも問題はありません。普段着として着物を着る機会を増やしていきましょう。
男性が普段着として着物を着るのはなぜおすすめ?
男性が着物を普段着として着用する場合、どんなメリットがあるのでしょうか?主な魅力を紹介します!
他の人より目立てる
現代の日本では、お正月や式典のときを除いて、着物を着て歩く男性は希少です。カップルで着物を着ている人はときどき見かけますが、観光地でのレアなイベントのようです。
ほとんど見ることがない男性の着物姿は、周囲の印象にも残るでしょう。他の男性より目立ちたいと考えているなら、着物を着て過ごすのも1つの方法です。
女性にアピールできる
毎日着物を着ていると少し不思議がられることがあるかもしれませんが、着物好きの男性は女性の目にも止まります。日本らしい趣味や、着物を着ることに対してポリシーを持っていると魅力的に映るでしょう。
また、昔から日本人が着用してきた着物は、体型的にもしっくりきます。日本人男性らしい雰囲気が女性の心を引きつけることもあるでしょう。
着付けに慣れるための時間が取れる
男着物は比較的着付けが簡単で、回数をこなせばすぐに着付けが覚えられます。帯も細いものが多く、紐のような感覚で扱えるものも多いでしょう。
着付けに慣れておけば、式典などのときもさっと自分で着付けができます。わざわざ着物の着付けをお願いする必要がなく、費用面でも有利です。
日本ならではの趣味を始めるきっかけになる
男性であれば茶道や弓道など、着物を着る趣味がいろいろあります。着物を普段着にしたいと考えたとき、着物を着ていても違和感のない趣味を始めれば周囲に不審がられる心配もありません。
日本人らしい趣味は、心を豊かにしてくれます。茶道であれば楽しくお茶を飲みながら交流ができるでしょう。弓道も、精神統一などにぴったりです。
着物を着ようとする気持ちから、素敵な趣味に巡り合うこともありますよ。
夏は足元が涼しい
洋装では、ほとんどの場合男性はズボンを履きます。両足が布で覆われているため冬は暖かさを感じますが、夏は暑苦しいと感じる人も多いでしょう。
着物の場合、袴を履かなければ足元に邪魔なものはありません。夏物の着物を着れば足元も涼しく感じます。もちろん、冬場でも防寒をしっかりすれば寒さはありませんよ。
おしゃれとして楽しめる
普段着と言っても、家や近所のコンビニへ行くときにわざわざ着物を着るのはハードルが高いと感じる人も多いでしょう。しかし、人と会うイベントなどのときに着物を着ると普段と違うおしゃれが楽しめます。
おしゃれなジャケットを着るように、少し上等な着物を外出用の普段着として活用するのも面白いですよ。
男性が着物を普段着として着るときにおすすめの種類
男性向け着物の種類は女性よりも少ないですが、礼装向けと普段着向けでは雰囲気が異なります。また、どの程度の普段着を探しているかにもよるでしょう。利用シーンや目的ごとに、おすすめの種類を紹介します。
紬
礼装向けの着物の大半がお召だとすると、紬は普段着の分類となります。ただし、現代人が考える普段着とはやや異なる位置づけでしょう。
紬にもいろいろな種類があり、ちょっとした式典なら参加できる程度のものも存在します。たとえば、100万円の高級紬を普段着とはなかなか言えません。紬の場合、お召と同等の値段で販売されている着物も数多く存在するのです。
しかし、数万円の紬であれば、ちょっとしたよそ行きの着物として利用できます。紬は、普段着の中でも比較的フォーマルなタイプの服装と考えておきましょう。
木綿の着物
木綿の着物は、昔の人が普段着として着用していた着物に比較的近い分類です。素材的にも水洗いが可能で、自宅で洗うことができます。
頻繁に洗濯できることもあり、いつでも気軽に着用できる着物です。家着としても使えますが、ちょっとした外出にも利用できますよ。
綿や麻の着物
夏用着物として知られる麻の着物も、比較的カジュアルな素材です。暑い時期の普段着として活用できます。
触り心地がしゃっきりとしており、暑い日も快適に過ごせるでしょう。
袴
袴の中にも、普段着として使えるものがあります。特に作業用として活用されていた野袴などは、実用的です。
足さばきもよく、ちょっとした外出にも対応しています。着流しでは足元が気になるという人にもおすすめです。
作業着系の着物
本格的に普段から着物を着る場合、昔作業着として活用されていたものであれば便利です。動きやすく、着付けも簡単にできます。
作務衣などを取り入れるのもよいですね。ズボン風の袴も作業着の一種です。
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この記事の著者
梨花和服。浅草と京都市内の嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を4店舗展開。
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