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2020.02.08

【基礎知識】訪問着と色留袖の違いは?

【基礎知識】訪問着と色留袖の違いは?

訪問着と色留袖は、着物に関心のある方ならば一度は袖を通してみたいと感じる衣裳ではないでしょうか。

どちらの着物もお祝い事には欠かせないもので、目にする機会も多いことでしょう。

訪問着も色留袖も着用範囲の広い着物なので、どのシーンでどの衣裳を着たらよいのか迷ってしまうことも多いものです。これは、二つの着物のちょっと困った特徴といえるかもしれません。

そこで今回は、訪問着と色留袖の違いや、シーン別の着こなしをわかりやすくご紹介します。

訪問着と色留袖の違いとその見分け方

  1. 訪問着は紋あり紋なしのどちらでも着用可能
  2. 色留袖は必ず紋をつける
  3. 見分け方:訪問着は着物全体に模様があるが、色留袖は帯の下の部分、裾にしか模様がない

訪問着と色留袖は、どちらもフォーマル系の衣裳でおめでたい席に着用するものです。訪問着は紋あり紋なしのどちらでも着用できるのに対し、色留袖は必ず紋をつけるしきたりがあります。

つまり、訪問着はフォーマル系の中でもセミフォーマル(準礼装)の着物であり、色留袖は紋の数によってフォーマル(第一礼装)からセミフォーマル(準礼装)の衣裳となります。

この二つの着物を見分けるには、模様に着目しましょう。訪問着は着物全体に模様がありますが、色留袖は帯の下の部分、裾にしか模様がありません。

ですので、着物全体に模様があるのが訪問着、裾模様だけなのが色留袖ということです。

訪問着はお出かけ用の着物

  1. 年齢問わず幅広く着ることが可能
  2. 黒留袖・色留袖に次いで格のある衣裳

訪問着は、礼服とは違い、気軽に着用してお出かけできる着物です。

また、既婚か未婚かにこだわらす幅広い年代の方が、華やかに装うことができます。

訪問着は全体に模様がある着物で、広げると一枚の絵のように見えます。

これを絵羽模様と呼び、この模様が訪問着の特徴です。

黒留袖・色留袖に次いで格のある衣裳で、準礼装として装います。一つ紋をつけることもできますが、近年は紋をつけずに着用することが一般的となりました。

訪問着は着用範囲が広い

訪問着の柄は、おめでたい古典柄からモダンな抽象柄まで様々にあり、それが着用範囲を広げることになりました。

結婚式と披露宴への参列や、見合い、結納、七五三や入学式卒業式の付き添い、観劇やパーティーへの参加、結婚後のあいさつ廻りや初詣など、訪問着を着用する機会はいくらでもあります。

訪問着を準礼装として着こなす

  1. 利用シーン:結婚披露宴への参列、結婚後のあいさつ廻り、七五三や入学式卒業式の付き添い

あらたまった場所へ着ていくならば、訪問着を準礼装として着こなしましょう。

結婚披露宴への参列、結婚後のあいさつ廻り、七五三や入学式卒業式の付き添いとしてふさわしい装いです。

柄はおめでたい古典柄がふさわしく、帯は礼装用の袋帯から選びます。半襟は白色、帯揚げと帯締めは淡い色合いのものを用意してください。

長襦袢は白でも大丈夫ですが、薄いぼかし模様も素敵です。草履は着物の地色に似合うように、エナメルのものを合わせます。

訪問着をおしゃれ着として着こなす

訪問着はおしゃれ着としても着こなせます。観劇やパーティーへの参加、同窓会や初詣などお出かけする機会を作ってどんどん着用しましょう。

着物の柄は好みに合わせて、古典柄、草花柄、モダンな抽象柄から選びます。帯は礼装用の袋帯はもちろん、遊び心のあるおしゃれ帯からも選んでください。

半襟は白のほかに刺繡のものを合わせても素敵です。長襦袢は淡いぼかし染めがおしゃれ心をくすぐりますね。着物の地色に合わせてエナメル草履も用意しましょう。

色留袖はおしゃれな礼服

  1. 黒留袖は既婚者専用だが、色留袖は既婚・未婚いずれの場合でも着用できる

色留袖は、もともと黒留袖と同じ五つ紋つきの第一礼装です。

帯より上には紋以外の柄はなく、裾だけに絵羽模様が施されています。

黒留袖は既婚者専用ですが、色留袖は既婚・未婚いずれの場合でも着用できるおしゃれな礼服です。

色は黒以外のどんな色にも染められて、裾模様も古典柄からモダンな柄までありバリエーションが豊富。そして、近年になると紋の数を減らして準礼装とし、着用範囲を広げる工夫がされるようになりました。

色留袖は紋の数で格が変わる

色留袖は、紋の数で格が変わり、着用するシーンも変わってきます。

  1. 1.五つ紋は第一礼装で結婚式に
  2. 2.三つ紋は準礼装で結婚披露宴やパーティーに
  3. 3.一つ紋は準礼装で披露宴や子供の行事の付き添いに

1.五つ紋は第一礼装で結婚式に

五つ紋の色留袖は、黒留袖と同格の第一礼装で、白色の比翼をつけて着用します。

親族の結婚式や披露宴に参列するとき、振袖を卒業した新郎新婦の姉妹や、おばにあたる方が着用することができます。

ちなみに、新郎新婦の母親と祖母、仲人夫人は黒留袖が定番です。

宮中行事では黒留袖より色留袖を着用するしきたりとなっているので、招かれたときは装いに気を遣いましょう。

2.三つ紋は準礼装で結婚披露宴やパーティーに

三つ紋は、格が下がって準礼装となりますが、近年比翼がついていれば五つ紋と同格とみなして親族の結婚式に参列できる場合があります。

また、結婚披露宴の主賓として招かれた場合に着用するケースも増えました。

比翼がついていなければ、訪問着と同じような装いも可能です。パーティーや観劇などのお出かけに、華やかにお召しになってはいかがでしょうか。

3.一つ紋は準礼装で披露宴や子供の行事の付き添いに

一つ紋は、色留袖としては一番格の低い装いとなり、比翼をつけずに着用します。準礼装としての訪問着と同格です。

結婚披露宴への参列はもちろんのこと、パーティーや観劇でもおしゃれな装いを楽しみましょう。また、七五三や入学式卒業式の母親の着物としても素敵です。

色留袖を第一礼装として着こなす

色留袖を第一礼装として着こなすならば、黒留袖と同じ礼装用の袋帯を締めます。帯揚げと帯締めは白色のものを用いてください。

半襟と長襦袢は白色、草履やバックは布製、扇子や髪飾りも黒留袖と同じものを身につけましょう。

色留袖をを準礼装として着こなす

色留袖は準礼装として着こなすこともできます。その場合は訪問着の装い方と同様に考えて大丈夫です。

帯は礼装用の袋帯の中から着物の色柄や好みに合うものを選びましょう。

帯揚げと帯締めは淡い色合いのものを、草履は白っぽい色ならばエナメルでも似合います。

まとめ

訪問着は全身に絵羽模様が描かれていて、お出かけ着として様々なシーンで活躍する着物です。

一方、色留袖は紋をつけて着る礼服であり、模様も裾模様のみです。紋の数によって着ていく場所や立場が変わるのも特徴でした。

訪問着も色留袖も、晴れがましい思いやお祝いの気持ちを表すのにふさわしい衣裳です。

おめでたい席にはぜひお召しになって、その心を伝えましょう。

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この記事の著者

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