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2019.04.16

梅雨の時期はもっと可愛く!着物に合う雨傘の紹介〜社会人編〜

梅雨の時期はもっと可愛く!着物に合う雨傘の紹介〜社会人編〜

雨の日は着物が汚れそうだから着るのは止めよう、なんて思っている人は多いかもしれませんが、雨の日だからこそ出来るお洒落というものも存在します。

それが『傘』です。世の中には日傘というものもありますが、雨傘は雨の日しか使えない、正真正銘の『雨の日だけのお洒落』です。

そんな『雨の日のお洒落』にピッタリな着物に似合うおすすめの雨傘を、今回は『傘選びのポイント』と共に紹介していきましょう。

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着物に合う傘を選ぶポイントとは?

着物に合うおすすめの傘を紹介する前に、まずは傘の選び方についてみていきましょう。自分に合った傘を見つけるには、『素材』『サイズ』『骨組み』『デザイン』をチェックすることにあります。

まずは素材をチェック

傘を選ぶときにまず見てほしいのが、素材です。素材によって傘の特色やメリット・デメリットが変わってくるからです。

例えば『ポリエステル』であれば撥水性・発色性に優れている反面色移りがしやすく、『絹』ならば高級感があり美しいが管理に手がかかる、という具合ですね。

それぞれの素材の良し悪しを把握して、自分に合ったものを選びましょう。

次はサイズをチェック

傘は雨から濡れないように、自分を覆うためのものです。そのため傘を選ぶときは、自分の体がスッポリ隠れるくらいの大きさのものを選びます。もしも機会があるなら、一度広げてみて自分が十分に隠れるかどうかを確認してみるとよいでしょう。

また傘は大きければいいというわけでもなく、大きすぎると重くて持ちにくかったり、周囲の邪魔になるといった弊害もあります。自分がしっくりくる大きさと重さの傘を選びましょう。

骨組み

骨組みは傘の強度にかかわる要素です。基本的に骨組みが多いほど傘は頑丈になる傾向があり、またそちらの方がより着物とマッチしやすいので、できるなら『16本』や『24本』骨の傘を選ぶと違和感なく着物と合わせられるでしょう。

また洋傘であれば、『カーボン製』の骨組みで作られた傘も存在するので、より強度を求める人はそういった傘を買い求めても良いでしょう。

デザイン

色々と傘の選び方について説明してきましたが、やはり傘を選ぶ最も重要な要素は『デザイン』です。デザインが気に入らなければどんなにいい傘も今一つに感じるでしょう。

着物と合わせるのであれば、柄物よりも無地を、明色よりも暗色を、そして持ち手の部分が木製・竹製のものを選ぶと着物とマッチしやすいでしょう。

または逆にレトロな印象を受ける洋風の傘やレース傘と合わせることで、大正ロマン風に仕上げるという選び方もあります。

和×和、着物にはやっぱり和傘!

傘の選び方が分かったところで、ここからようやくおすすめの傘の紹介に移っていきます。着物に合う雨傘といえば、まず最初に思いつくのが『和傘』ではないでしょうか。和傘は元々着物と共に日本で古くから慣れ親しんできたアイテムですので、着物に合わないはずがありません。

和傘は一般的に洋傘に比べて少々値が張る場合が多いですが、その分お洒落で着物との相性もバッチリなので、1本持っていると便利でしょう。

以下におすすめの和傘を紹介していきますので、気に入ったものがあれば、ぜひ着物と合わせてみてください。

傘屋辻倉の和傘

正統派の和傘が欲しいのであれば、京都の老舗である『傘屋辻倉』さんの和傘をおすすめします。辻倉といえば、京都の老舗和傘屋というと必ずというほど名が挙がる超有名店で、ここの和傘は300年以上の伝統によるクオリティの高さと、純粋な日本伝統の美しさが特徴です。

正統派の和傘としてはこれ以上ないくらいのアイテムですが、その分価格はお高くなります。しかし社会人であれば決して手の届かない品ではないので、正統派の伝統和傘が欲しいのであればここで決まりでしょう。

北斎グラフィックの番傘

北斎グラフィックは和風の傘や雨具を専門に扱うお店で、和風でありながらモダン要素も取り入れた斬新なデザインが特徴です。

和傘にしても正統派の伝統的な和傘から、洋風の柄を取り入れた和傘、歌舞伎のような派手な柄の和傘といった、ここ以外ではあまりお目にかかれない斬新な傘が揃っています。正統派とはちょっと違う、他とは被らない和傘が欲しい人なにはピッタリでしょう。

デザインも機能性も十分!着物に似合う洋傘

着物といえば和傘、というのもありきたりすぎる、そう思っている人は是非とも着物に『洋傘』を合わせてみてはいかがでしょうか。『着物と洋傘って合うの?』と思われる人もいるでしょうが、これが意外と合うのです。

また洋傘は和傘に比べて軽くて扱いやすい上に撥水性に富み、手入れも楽なので日常遣いができるというメリットもあります。
以下に具体的なおすすめの洋傘を紹介していくので、参考にしてみてください。

サントスの24本骨組傘

着物に合わせる洋傘として、一番に紹介したいのが『株式会社サントス』の蛇の目風傘でしょう。名前こそあまり聞かないかもしれませんが、商品画像を見れば多くの人が『あぁ~!アレか!』というであろう有名な傘です。

この傘の特徴は何よりも『24本の骨組み』により和傘の特徴を再現していることと、黒と暗色の2色使いで和風の雰囲気を醸し出している点にあります。

そのため着物と合わせても違和感はなく、また洋服と合わせられる使い勝手の良さが魅力でしょう。構造的にも骨組みが多いので耐久性も高く、価格もそこまで高くないと欠点らしい欠点がないので、通常の傘としても十分におすすめですよ。

京美咲の『濡れると模様が浮きでる傘』

次におすすめするのが、株式会社オール・ケイから出ているブランド『京美咲』の蛇の目風傘です。外観的に言えば上記した『サントスの傘』と同様に『24本の骨組み』『黒と暗色の2色使い』『木製の持ち手』と、和風の特徴をとらえた作りとなっています。しかしこの傘の特徴は、何と言っても『濡れると模様が浮き出る』ところにあるでしょう。

この傘には特殊な撥水加工が施されており、水に濡れると傘全体に桜の花が浮かび上がる仕様になっています。これはお洒落ですし、なにより『粋』ですよね。

価格もリーズナブルで、口コミなどを見る限りでは耐久性も高く、満足している人も多いようでした。人とは違うお洒落を、さりげなく取り入れたい人にこそおすすめの傘です。

北斎グラフィックの和柄傘

上で紹介した『北斎グラフィック』では、和傘だけでなく洋傘も扱っています。ここは和柄や和風の雨具の専門店だけあって、洋傘にしても非常に多くの『着物に似合う傘』が存在します。

例えば同じ『24本骨組』の傘でも、ここで取り扱っているものは、和モダンの柄を大きく使うことで和風の雰囲気を残しつつも斬新で近代的なイメージを加えた傘や、形状そのものは普通の洋傘でありながら、レトロな絵柄や和風の絵柄を使うことで大正ロマン風の雰囲気を醸し出せる傘などが多く揃っています。

恐らくここほど着物に似合う傘を取り扱っているお店は少ないのではないでしょうか。着物に似合う傘を探しているのであれば、是非ともおすすめします。


この記事の著者

梨花和服。浅草と京都市内の嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を4店舗展開。

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