着物レンタルするときに気をつけたい!着物の種類とは!?

着物レンタルするときに気をつけたい!着物の種類とは!?

2020年のオリンピックイヤーに向けて、日本の着物文化を見直し、海外に発信しようという動きが大きくなってきています。

 

日本の文化と聞くと、茶道や生け花、そして民族衣装である着物が思い浮かびます。

 

日本の民族衣装である着物ですが、ご存知の通り、昨今では特別な衣装として、特別な日に着付士さんに着物を着付けしてもらわなければ、身に着けないということが多くなってきました。

 

日本人として着物から離れるというのは少し寂しく感じることもあります。

 

着物の種類は実はたくさんある!?

 

着物には普段着、正装、夏物、などいくつかの種類があります。

 

お洋服でも、結婚式に参列するドレスとお葬式に着る喪服は違いますが、着物にもそのようにTPOに合わせた格が決められています。

普段着の着物といえば小紋

 

最近では普段着に着物を着るという方が少なくなっているので、小紋という言葉は聞きなれないかと思いますが、普段に着る着物の名前です。

 

反物に柄を付け、上下関係なく仕立てられるものが一般的で、全体に柄の入っている着物や飛び飛びに柄のついている着物を指します。

普段聞き慣れない着物、紬・お召し

最近の女の子の名前に「紬」という名前が付けられることが多いようですが、着物の種類のひとつです。

 

こちらも小紋と同様に普段着の着物として位置づけられています。

 

小紋と違うのは、着物に使う布を先に染めるか、後から染めるか、という点です。

 

紬は糸の段階で色を付けて柄を組立ながら着物を織っていきます。

 

先ほどの小紋は白い布が出来上がってから染められています。

 

紬と同じ種類として扱われることが多い「お召し」という着物があります。

 

こちらは繭から糸を作る際に糸にヨリを強くかけることによって、布に独特のシボがうまれ、さらさらとした感触をもった生地ができます。

 

徳川11代将軍家斉公が好んでお召しになった着物とのことからお召しという名前が付けられたようです。

華やかな着物の代名詞といえば振袖

 

成人式の着物といえば、振袖。未婚女性の第一礼装です。

 

全体につながりのある柄が描かれており、一旦、仮に仕立てて下絵を描き、解いて反物に戻して絵付けをして、また仮に仕立てます。

 

それから着る人に合わせて本仕立てをするという、なんとも手の込んだ着物です。

 

振袖の袖が長いことには、神さまに守ってもらうため、長い袖を振って良縁を願うなど、多説ありますが、様々な意味が込められているようです。

 

結婚後、デザインによっては振袖の袖を切って短くして訪問着として着用される方もいらっしゃいます。

フォーマルな着物は訪問着 

 

既婚女性の略礼装の着物です。

 

着物用語には第一礼装や準礼装、という言葉がありますが、結婚式に出席したり、入・卒式に対応できる正装と考えてよいでしょう。

 

現在では未婚女性も着用できます。

 

膝のあたりから裾にかけて連結した柄が入っていて、肩から両袖にも流れるように柄が入っています。

 

紋を入れると着物の格が高くなり、色留袖と同じ格になるといわれています。

留袖・色留袖

女性の第一礼装です。

 

一般的には留袖は結婚式で新郎・新婦の母親が着用する着物として知られています。

 

黒地で、上半身に3つ家紋がはいっており、膝から裾にかけて連続する豪華な柄が入っています。

 

色留袖は黒以外の色で染められている留袖で、黒の留袖よりも格が少し下といわれていますが華やかな授賞式などで着用されることがあります。

喪服

着物の喪服も女性の第一礼装です。

 

上半身に3つ家紋が入っている黒地の着物で、柄も地紋もありません。

 

帯や帯揚げ、帯締めも喪服用の物が使われます。

夏物の着物・浴衣

 

温暖化の影響でなかなか着物を着るのが苦しくなってきていますが、6月~9月は夏物の着物を着用します。

 

夏物は単衣といって、裏地がついていない一枚ものの着物になっています。

 

また、8月は盛夏とよばれ、透けるような生地の着物になります。

 

帯や帯揚げにも薄物があり、見るだけで涼しく感じられる素材で作られています。

 

花火大会を見に行く時には浴衣を着られることがありますが、浴衣も夏物です。

 

寝間着として使われることもある普段着の着物なので、パーティーなどにはあまり着用されません。

 

このように着物にはTPOに合わせた種類や小さなルールがあります。

 

難しいと感じられることもありますが、ルールがあるからこそ、季節を感じ、自分なりの工夫ができて、奥深さも感じることが出来るというもの。

 

日本人が長年愛してきた着物に触れる機会が増えていくことを願っています。