【保存版】浴衣の着方|初心者でも簡単な7つの手順と帯結びを写真で解説
夏祭りや花火大会に向けて、浴衣を自分で着られるようになりたいと考える方は多いはずです。
「着付けは難しそう」と感じてしまいますが、ポイントを押さえれば初心者でも一人でキレイに着られます。
この記事では、浴衣の着方を写真付きの手順でわかりやすく解説します。
右前・上前下前といった基本マナーや必要な道具、文庫結びの帯の結び方まで網羅しているので、見ながら進めればマスターできるはずです。
温泉・旅館の浴衣や男性の着方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
浴衣の着方の基本|右前・上前下前のマナー

浴衣を着るときにまず押さえたいのが、衿の合わせ方のマナーです。
浴衣は洋服とは逆で、自分から見て右側(下前)を先に体へ巻き、その上から左側(上前)を重ねます。
この状態を「右前」と呼びます。鏡に映したときに左の衿が上に来るのが、正しい着方の目印です。
| 見る向き | 正しい着方(右前) |
| 自分から見て | 右が下・左が上 |
| 鏡に映したとき | 左の衿が手前(上) |
| 相手から見て | 小文字の「y」の形に見える |
なお、左の衿が下になる「左前」は故人の装いとされるため、お祭りや観光では避けてください。
着方の作法をもっと知りたい方は着物の前合わせが右前になる理由の詳細もあわせてご確認ください。
浴衣の着方に必要な道具リスト

浴衣を自分で着るには、浴衣一式のほかにいくつかの小物が必要です。腰紐は2本用意しておくと、腰紐と胸紐に分けて使えて便利です。
下記をそろえてから始めましょう。
| 道具 | 役割 |
| 浴衣 | 本体 |
| 帯 | 文庫結びなどに使用 |
| 腰紐 2本 | 腰紐・胸紐に使用 |
| 伊達締め | おはしょりを安定させる |
| コーリンベルト | 衿元を留める |
| 帯板(前板) | 帯の前を平らに整える |
| 浴衣用の下着(肌着) | 汗対策・透け防止 |
| 着物クリップ | 帯結びの仮留め |
| 下駄 | 足元(サンダルでも可) |
| かごバッグ | 小物入れ |
浴衣の着方の手順を写真で解説
ここからは浴衣の着方を手順ごとに解説します。まずは全体の流れを早見表で確認しておきましょう。
手順は多く見えますが、腰紐と伊達締めの2本を意識すれば着崩れしにくくなります。
| STEP | やること | ポイント |
| 1 | 裾の位置を決める | くるぶしが隠れる丈に |
| 2 | 上前と下前を合わせる | 右前に重ねる |
| 3 | 腰紐を結ぶ | 腰骨の少し上で締める |
| 4 | おはしょりを整える | 身八つ口から手を入れる |
| 5 | 衣紋を抜く | こぶし1つ分が目安 |
| 6 | コーリンベルトで留める | 留め具は床と平行に |
| 7 | 伊達締めを締める | 仕上げに身頃を安定させる |
STEP1.裾の位置を決める
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1-1浴衣を羽織る 浴衣を羽織り、左右の衿先から3分の1ほどを持ち上げて裾のラインを決めます。 |
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1-2丈を決める 裾はくるぶしが隠れる丈を目安にし、床と平行になるように合わせましょう。 |
STEP2.上前と下前を合わせる
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2-1上前を決める まず、上前(前から見たときの身幅)を決めます。左手で持った浴衣の衿先を体に沿わせるように内側へ巻き、高さを決めます。 |
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2-2下前を合わせる 上前の位置が決まったら、左手側の浴衣はいったん開きます。次に、右手で持っている浴衣の衿先(下前)を体の内側へ巻き、左の腰骨あたりまで引き寄せ、高さをきめます。このとき、裾が広がらないように端を少し持ち上げて、高さを整えてください。 |
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2-3着丈を決める 右手と左の肘で下前の衿先を押さえながら、左手側(上前)の浴衣の衿先を2-1.で決めた高さに重ねます。これで右前に合わせることができました。 |
STEP3.腰紐を結ぶ
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3-1腰紐を結ぶ 腰紐を右の腰骨のすぐ上にあて、後ろで交差させて前で結びます。 |
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3-2二度からげ 腰紐は下から上に2回絡めて締めると緩みにくくなります。余った紐は巻いた部分に挟みましょう。 |
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3-3整える 紐の上に浴衣が挟まっている場合は前後とも引き出し、シワを左右に伸ばしておはしょりを作ります。 |
STEP4.おはしょりを整える
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4-1全体を整える 両脇の身八つ口から手を入れ、前後のおはしょりのシワやたるみを整えます。おはしょりがキレイに整えば着方は半分完了です。 |
STEP5.衣紋を抜く
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5-1衣紋の抜き加減を決める 左手で左右の衿を持ち、右手で背中心の縫い目を引いて衣紋を抜きます。衣紋の抜き加減はこぶし1つ分が目安です。衣紋を抜いたら衿元も整えましょう。 |
STEP6.コーリンベルトで衿を留める
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6-1下前の衿を留める 衿元の崩れ防止にコーリンベルトを使います。まず下前の襟を挟みます。 |
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6-2上前の衿を留める 左の身八つ口からコーリンベルトを出します。背中を通し、上前の衿を下前と同じ高さで挟んで留めます。 |
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6-3整える 留め具は床と平行にし、背中のシワは背中心を下に引いて伸ばしましょう。おはしょりの長さは帯の下から指3本分が目安で、長い場合はコーリンベルトの下で引き上げて調整します。 |
STEP7.伊達締めを締める
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7-1伊達締めを巻く コーリンベルトの留め具あたりに伊達締めをあて、後ろで交差させて前で締めます。2回絡めて余った部分は伊達締と浴衣の間に入れます。 |
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7-2整える 衿元や衣紋の抜き加減を整えます。伊達締めで身頃を安定させれば、浴衣の着付けは完了です。ベルトありの前板の場合はこの時点で装着しておきます。 |
浴衣の帯の結び方|文庫結びの手順
浴衣が着られたら、次は帯結びです。ここでは初心者にも結びやすい文庫結びを紹介します。リボンのような形がかわいらしく、定番の結び方です。
帯結びでは「手」と「たれ」という2つの部分を使います。手は半分に折って結び目の中心になる部分、たれは胴に巻いて形を作る部分です。
STEP1.帯を胴に巻く
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1-1手の長さを決める 手先を肩くらいの長さで半分に折ります。 |
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1-2帯を開く 折り山が下に来るように左肩へかけてクリップで留めます。伊達締めの位置で帯を三角に開きます。 |
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1-3帯を巻く 胴に2周巻き付けて締めましょう。ベルトなしの前板は一巻き目と二巻き目の間に挟みます。 |
STEP2.手とたれを結ぶ
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2-1手とたれを持つ クリップで留めたあたりを中心に内側へ折り上げ、衿のクリップを外して手先を右胸あたりまで引き出します。 |
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2-2結ぶ 手先が上に出るように手とたれをしっかり結びます。 |
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2-3結び目を十字にする 結び目を十字にしてロックをかけると着崩れしにくくなります。 |
STEP3.リボンを作って仕上げる
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3-1リボンの幅を決める たれ先を肩幅ほどでじゃばらに折り、中心を山折り・両端を谷折りにしてリボンを作ります。 |
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3-2リボンを作る 手先をリボンの中心に2回巻き付け、しっかり引き上げます。 |
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3-3リボンの余りをしまう 余った手先を帯の中に入れ、下に引っ張り出します。出てきた部分は帯の中に収めます。 |
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3-4ゆっくり背中へ回す 結び目を時計回りに背中へ回せば完成です。 |
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3-5整える 前板が見えていないか、形やズレがないか全体を整えましょう。 |
温泉・旅館の浴衣の着方

温泉旅館で用意される寝巻き用の浴衣は、お祭り用の浴衣と着方が少し異なります。
腰紐やおはしょりは基本的に不要で、衿は同じく右前に合わせ、付属の帯や腰紐を腰の位置で結ぶだけです。
男女ともに右前で着るのがマナーで、左前は避けてください。サイズが合わないときは、付属の腰紐を一本足すと着崩れを防げます。
男性の浴衣の着方と帯結び

男性の浴衣も、衿を右前に合わせる基本は女性と同じです。ただしおはしょりは作らず、腰骨の位置で着丈を決めます。
帯は腰の低い位置に巻き、定番の「貝の口」で結ぶとすっきりとまとまります。カップルで楽しむときは、女性の着方と合わせて参考にしてください。
浴衣の着方でよくある質問

浴衣を着るときに迷いやすいポイントを、質問形式でまとめました。気になる項目から確認してみてください。
浴衣はどっちが上に着るのが正しいですか?
自分から見て左の衿が上に来る「右前」が正しい着方です。男女ともに同じで、左前は故人の装いになるため避けてください。
浴衣のときにブラジャーは着けない方がよいですか?
ワイヤー入りのブラは衿元のラインが崩れやすいため、和装用ブラやスポーツブラなど凹凸の少ない下着がおすすめです。締め付けの少ないものを選ぶと、すっきりと着られます。
温泉や旅館の浴衣もどっちが前に合わせますか?
旅館の浴衣も右前です。お祭り用と同じく、自分から見て右側を先に巻き、左側を上に重ねます。
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