カップルで着物レンタルをするなら知っておきたい着物の種類
着物を着てカップルで大切な人と一緒に京都観光や浅草観光、とても憧れますよね。
歴史ある神社仏閣巡りをしたり、美味しい食べ物を探してみたり、和のお土産を探してみたり・・・
洋服でももちろん楽しめると思いますが、着物でかわいくなった自分と,着物でいつもより大人っぽく見える彼との思い出は素敵なものになること間違いなしです。
京都と浅草では着物レンタルで気軽に着物を楽しむことが出来ますが、せっかくならば着物の知識も一緒に身につけて、彼にやまとなでしこな一面を見せちゃいましょう!
今回は、レンタル着物の種類や品質、帯の結び方などについてご紹介します。
喪服や訪問着など着物の種類について詳しくはこちら>着物レンタルするときに気をつけたい!着物の種類とは!?
京都の街歩きに最適な着物とは?
京都の街を着物で観光したいけどどんな着物を着たらいいのか、初めての時は分からないことだらけですよね。
女性はズバリ、「小紋の着物に名古屋帯 or 半幅帯」がおすすめです。
観光地にある着物レンタルではほとんどがこの組み合わせです。
基本の着物レンタル料金では半幅帯で、追加料金を払い名古屋帯を利用できるという着物レンタル店が多いと思います。
もしくは全て名古屋帯で結ぶ代わりにレンタル料金が他店よりも少し高めに設定しているレンタル着物店もあります。
実は着物には「格」というものが存在しており、シーンによって着られる着物が違います。
洋服で言えばフォーマルなスーツなのか、カジュアルなジーパン、Tシャツなのかといったところです。
友人の結婚式にジーパンで列席したら失礼ですよね。
逆に、街中できらびやかなパーティードレスをまとった人が突然現れたら・・・ちょっとびっくりしますよね?
そんな感覚で「着物の格」とらえてもらえれば大丈夫です。
代表的な着物の種類と着られるシーン、組み合わせる帯は次のような感じです。
帯については後半で詳しく解説します!
振袖は未婚女性の第一礼装
未婚女性の第一礼装。長い袖が特徴的な着物です。
振袖を成人式で着た、もしくはこれから着るという方が多いのではないでしょうか。
成人式はもちろんですが、結納、結婚式などでも着用することが出来ます。
帯は袋帯もしくは丸帯を合わせますが、現在は袋帯が主流です。
訪問着はフォーマルな場に着ていける着物
未婚、既婚問わず、フォーマルな場に着ていける着物です。
はんなり色といって、上品なパステルカラーのものが多いです。帯は袋帯を合わせるのが一般的です。
お茶会やパーティーへのお呼ばれ、子供の入学式や卒業式など様々なシーンで着ることができます。
年代を問わず長く使えるので、1枚持っておくと便利な着物です。着物レンタル 梨花和服 浅草店では相撲を観に行かれたり、結婚式や夜のお仕事の方が着物レンタルされている着物です。
小紋入りの着物でワンランク上の着物おしゃれを!
小ぶりな柄が繰り返し染められているのが特徴の、普段着です。
合わせる帯は主に名古屋帯または半幅帯です。普段着なので、友達と遊びに行ったり、観劇、観光で街歩きなどをする際に最適な着物です。自由にコーディネートを楽しむことが出来ます。
江戸小紋という、セミフォーマルまで着ていくことが出来る小紋もあります。
小紋のほかにも普段着として着られる着物は先に染めた糸を織り上げる紬などがあります。
フォーマルな着物はその場に出席する相手を気遣った装いをすることが大切ですが、カジュアル用の着物は自分のためのオシャレとして着られるので、お気に入りを見つけましょう。
知って得する!着物の生地の知識
自分がレンタルするお着物がどんな生地からできているのか?
是非知っておきたいところです。
着物もこれまた洋服と同じように生地の種類がいろいろあります。
代表的なものとしては、絹、木綿、ウール、麻、ポリエステルなどがあります。
変わったものとしては、デニム素材のものもあります。
着物好きの人にとっては絹からできた着物、正絹(しょうけん)の着物がなじみ深いと思います。
正絹の着物は柔らかくてとても着心地が良いのですが、お手入れに手間がかかるところが難点です。
自宅で洗濯することが不可能で、「洗い張り」という着物専門の洗いに出さなければなりません。
ですので、汚さないように常に気を配ることが大切になってきます。食事に行ってシミをつけてしまうと・・・結構大変なことになります。
レンタル着物店さんによっては、正絹の着物を汚してしまわれた場合は別途料金を請求されるお店さんもあります。
木綿やウール、麻は普段着用として使われており、着付けがしやすいのが特徴です。
着物初心者に向いている着物といえます。
最近では洗えるきものといって、ポリエステル製の自宅で洗濯可能な着物が売られています。
ポリエステル製の着物は値段が比較的安価なので手軽に楽しむことができるのも利点です。
着物レンタルで借りることのできる着物は、このポリエステル製が主流です。
自分で着るには生地がつるっとしていて、初心者には着づらいこともあるのですが、お手入れは楽なので多少汚してしまっても洗えば大丈夫!という安心感があります。
着付ける際には、実は正絹の着物よりもつるっとしている分、着付けが難しいという意見もあります。
(もちろんレンタルしたものは綺麗に使うことが大原則ではありますが・・・)
ポリエステル製の着物は柄がポップで現代的なものが多いので、お気に入りのものが見つけやすく、洋服感覚でコーディネートが楽しめます!
帯の種類と帯の結び方いろいろ
生地について分かったところで、小紋の着物に合わせる帯とその結び方についても解説します!
帯の種類や結び方でガラッと雰囲気を変えることが出来るのも着物の楽しいところです。
自分の好きな結び方を見つけて、ワンランク上のスタイルを目指しましょう!
名古屋帯はお太鼓結びで使う帯
大正時代に名古屋で生み出されたという名古屋帯は、一重太鼓で結ぶ方で結ぶのが基本の帯です。お太鼓とは帯の背中に来る部分のことを指します。
それに対して、フォーマルスタイルで用いられる袋帯は、この部分を二重にして結ぶ二重太鼓という結び方をします。
二重になっている分、豪華さやしっかりした感じが増します。
金糸、銀糸の入った豪華な帯ですが、「洒落袋帯」というカジュアルダウンしたものもあります。
こちらは小紋と合わせることが可能です。
少し脇道に逸れましたが、名古屋帯は仕立てる前の生地の幅によって、九寸名古屋帯か八寸名古屋帯に分かれます。
ですが、どちらも結び方は同じです。
名古屋帯は普段着の小紋にも合わせられますし、金糸、銀糸の入ったものであればちょっとしたパーティーにお呼ばれするときにも使えます。
一重太鼓だけでなく、角出し結び(銀座太鼓)といった結び方もあります。
着物上級者向けの粋な結び方です。
半幅帯は着物レンタルにぴったりなアレンジがしやすい帯
浴衣でもお馴染みの半幅帯は、カジュアルな着物にもうってつけの帯です。
名古屋帯よりも長さがあるため、結び方の種類が豊富にあることが特徴です。個性的なスタイルを目指したいのならば、おススメといえます。
結ぶのに帯締め、帯揚げ、帯枕といった名古屋帯や袋帯では必須の小物が必要ないものが主なので、手軽に楽しめます。
主な結び方の種類は次のようなものがあります。
文庫結び
最も基本的な結び方です。蝶々のような形が特徴です。結び目の両側から出た羽の部分の広げ具合や角度によって様々な表情を加えることが出来ます。
リボン結び
その名の通り、リボンの形にする結び方です。リボン結びはアレンジを加えることが可能なので、自分の好きなスタイルを選ぶことが出来ます。リボンを2つ重ねたような形の変わった結び方もあります。
パタパタ結び
パタパタと帯を折り重ねていく結び方です。ボリュームが出るので華やかで可愛らしい雰囲気にしたい時におすすめです。
割り太鼓
半幅帯で一重太鼓のようなスタイルにすることが出来ます。お太鼓の下側に膨らみができ、優美なシルエットを作り出すことが出来ます。
貝の口
男性の帯結びで主流の結び方です。背中の部分での膨らみが少ないので、楽なスタイルです。どちらかといえばご年配の方がこのスタイルをすることが多いです。
ここまで着物の知識いろいろを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
彼の前で博識なやまとなでしこの一面を見せる手助けになればとっても嬉しいです!
お気に入りの着物に出会って、彼とのステキな時間を過ごせるといいですね!
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この記事の著者
梨花和服は浅草・川越・鎌倉と京都市内の嵐山、祇園、清水寺、京都駅前に着物レンタル店を7店舗展開し、2022年の年間ご利用実績は18.8万人以上!
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